エンジンを包み込むように支える!! バイクの基本的なフレーム構造のひとつ「セミダブルクレードルフレーム」とは?

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「セミダブルクレードルフレーム」についてです。

車体前方の1本のパイプが途中から2本に分かれるフレーム構造

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「セミダブルクレードルフレーム」についてです。

セミダブルクレードルフレームとは、バイクの車体骨格となるフレーム形式のひとつです。

エンジンを下側から抱え込むようにパイプを配置する「クレードルフレーム」の一種で、主に鋼管を使用したバイクに採用されてきました。なお、クレードル(cradle)とは英語で「揺りかご」を意味します。

 最大の特徴は、ハンドルやフロントフォークを支えるステアリングヘッド付近から、下方向に伸びるパイプの構造です。

バイクの基本的なフレーム構造のひとつ「セミダブルクレードルフレーム」
バイクの基本的なフレーム構造のひとつ「セミダブルクレードルフレーム」

セミダブルクレードルフレームでは、ステアリングヘッドから伸びた1本のダウンチューブが途中で左右2本に分かれ、エンジンの下側を通って車体後方へつながります。

これに対して、ステアリングヘッド付近から左右2本のダウンチューブが伸びる構造を「ダブルクレードルフレーム」と呼びます。

 セミダブルクレードルフレームは、車体前方のパイプを1本にまとめながら、エンジン下部を左右から支えられることが特徴です。

フレームの構造や使用するパイプの量を工夫することで、強度や剛性、重量、製造コストなどのバランスを取りやすく、かつてはロードスポーツから実用車まで、さまざまなバイクに採用されていました。

 ただし、フレームの剛性や走行性能は、パイプの太さや材質、エンジンの固定方法などによっても変わります。そのため、セミダブルクレードルだからダブルクレードルより性能が低い、あるいは軽いと一概にはいえません。

現在はアルミ製ツインスパーフレームなど多様な構造が使われていますが、セミダブルクレードルフレームはその中でも特にバイクの基本的なフレーム構造のひとつとして知られています。

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