未来のバイクデザイナー育成プロジェクト 『第11回 二輪デザイン公開講座』が開催

バイクのデザインは、手描きのスケッチが原点。自らの手を使った作業のため、「フィジカルスケッチ」と呼ばれます。ゼロからバイクのスケッチを仕上げるのは難易度が高いため、今回の課題は線画への着色技術を学ぶものでした
フィジカルスケッチのインストラクターは、スズキのデザイナー陣が担当。線画の題材となっていたのが、話題の新型モデル「GSX-8S」。実車を2台持ち込む力の入れようです
近年はバイクデザインもIT化が進み、「デジタルスケッチ」と呼ばれるパソコンと画像編集ソフトのスキルは必須です。ここでは、入力機器の液晶ペンタブレットと画像処理ソフトの操作方法を学びました
液晶ペンタブレットを使用するのは初めてという受講生が多かったようですが、インストラクターを担当したヤマハとGKデザインのデザイナー陣が、的確にフォローしていました
液晶ペンタブレットを使用するのは初めてという受講生が多かったようですが、インストラクターを担当したヤマハとGKデザインのデザイナー陣が、的確にフォローしていました
「インダストリアルクレイ」という特殊な樹脂製の粘度を成形し、二次元のデザインスケッチを三次元化する作業が「クレイモデリング」です。受講生は初めて触れるクレイに戸惑いつつ、一心不乱に課題に取り組んでいました
クレイモデリングのインストラクターはホンダのデザイナー陣が担当。受講生たちがクレイの感触に慣れてきたところを見計らって、実際にプロの妙技を交えてアドバイスしていました
クレイモデリングの実例として、ホンダの新型「CBR250RR」開発時に製作された、本物のクレイモデルが展示されました
カラーリングやグラフィックといった、デザインの最終仕上げが「CMF」です。CMFとは「Color」、「Material」、「Finish」の頭文字を取ったものです。今回の課題は、くじ引きでテーマ(想定ユーザーなど)が決められ、テーマに合わせてグラフィックやカラーを決定。そのコンセプトをプレゼンするものでした
CMFのインストラクターはカワサキのデザイナー陣が担当。題材として用意されたのは2台の「W800」。受講生と同じ目線に立ち、一緒にテーマに取り組みながら、要所要所で的確なアドバイスを行なっていました
講座の幕開けとなったのがレジェンドデザイナーによる基調講演。最初に登壇したのは、元GKダイナミックス社長で、ヤマハ「SRX」や新旧「V-max」のデザイナーとして知られる一條厚さん。デザインという行為の本質をバイク愛たっぷりに、かつユーモラスに語ってくれました
基調講演、2人目の登壇者はホンダのデザイナー澤田琢磨さん。澤田さんは数々の人気モデルを手がけてきた、ホンダデザインの重鎮。バイク業界の世界的な動向と、その中での日本メーカーの現状をふまえつつ、バイクデザインという仕事の面白さとやりがいを力説
二輪デザイン公開講座の受講がきっかけで、バイクデザイナーになったというOB・OGによる座談会も開催されました。ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ、GKデザインから、それぞれ1名の若手デザイナーが登壇。皆、自分の仕事についてイキイキと語っていました
各メーカーが自社製のバイクを展示。新車から旧車、果てはレーシングマシンや電動三輪自転車まで、バラエティーに富んだ車種が揃えられました
各メーカーが自社製のバイクを展示。新車から旧車、果てはレーシングマシンや電動三輪自転車まで、バラエティーに富んだ車種が揃えられました
会場にディスプレイされていた、これまでに各メーカーのデザイナーが描いてきたデザインスケッチを、修了後の受講生にプレゼント。どれも、デザインの現場から生み出された、大変貴重な作品ばかりです
会場内には協賛企業のブース出展もあり、出展企業によるプレゼンテーションも行なわれました。こちらは、開発時に部品の試作を手がける会社であるファブリケーターのプレゼンテーションの様子
二輪デザイン公開講座に関わるスタッフの数は、受講生の倍以上。このイベントにかける熱い想いが感じられます
『二輪デザイン公開講座』の模様。受講生は4グループに分かれ、用意された4つの課題すべてに取り組めるようスケジュールされています
『第11回 二輪デザイン公開講座』に参加した受講生の皆さん。この中から新たなバイクデザイナーが誕生するに違いありません
黒いTシャツを着用しているのがインストラクター。懇切丁寧にレクチャーしながら、プロの華麗な技も披露していました
実車を目にして、興味津々な様子の受講生の皆さん。バイクに乗ったことがないという受講者も多かったのですが、講座を受講しバイクに触れたことで、バイクの免許を取る! と宣言した人もいました

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