販売不振が叫ばれる国内大型二輪市場に光明か 登録台数対前年比122%の伸びをみせるトライアンフ・ジャパンの施策
イギリスのバイクブランド「トライアンフ」を日本国内で販売する「トライアンフ・ジャパン」が好調な業績を収めています。その成功の影には、どのような施策があったのでしょうか。
「新製品攻勢第二弾」が功を奏したトライアンフ・ジャパンの戦略
2019年6月11日、トライアンフ・モーターサイクルズ・ジャパンは、2019年5月の登録台数が昨年同月対比で146%もの大幅な伸びとなる188台(JAIA集計実績)となり、過去最高記録を更新したと発表しました。

2019年度においては、2月に登録台数対前年同月比168%となる過去最高記録を達成するなど、トライアンフの登録台数は堅調に推移しています。また、5月の好記録により1月から5月までの累計台数についても対前年122%と高い伸長率を維持しました。
トライアンフ・ジャパンの発表によると、2019年の好成績の理由には近年、同社が取り組んでいる3つの戦略方針「ブランド認知の向上」「新製品攻勢」「販売店網の刷新」が着実に結果を上げている事にあるといいますが、その中でも「新製品攻勢」「販売店網の刷新」が大きく貢献しているといいます。
トライアンフ・ジャパン代表の野田一夫社長は、2018年12月の新製品発表の場で、「月に一台」というハイペースで新型車・限定車を導入する「新製品攻勢第二弾」について、以下のように話しています。

「トライアンフが販売する新型ストリートツイン/ストリートスクランブラーは新製品攻勢の第一弾になります。2020年の年中までに同社ではじつに月一台以上のペースで新商品攻勢をかけて参ります。おそらく、これだけのことをやれるメーカーは他にないと思います。2016年に続く新製品攻勢第二弾で大いに成績を伸ばしていきたいと考えています」。
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トライアンフ・ジャパンは「ストリートツイン」「ストリートスクランブラー」の発売後、「スピード・ツイン」「スクランブラー1200」に加え、4月末に発売を開始した限定車「スラクストンTFC(トライアンフ・ファクトリーカスタム)」「ボンネビルT120 ダイヤモンドエディション」「ボンネビルT120 エース」の3車種を市場に送り出すことで、業績を伸ばすことに成功しました。
限定車においては、通常のモデルに比べ高価格であるにも関わらず、発売後わずか1ヵ月で既に割当分車両を完売した販売店が多数を占める状況となるなど、功績を残しているといいます。




