レーサーレプリカではない現代のホンダ「CBR400R」は、高揚感たっぷりながらオールマイティに使える!

興奮せずにはいられないパワーフィールとサウンド!!

 走り出すと、エンジンもエキサイティングなパワーフィールになっていることがわかります。中低速でトルク感が増し、そのまま高回転まで官能的に吹け上がります。元気ハツラツとしたマフラーサウンドで、エンジンを引っ張り上げるのが楽して仕方がありません。

回転数を上げて走行すると聞こえるマフラーサウンドが官能的で気持ちがいい

 最高出力46ps/9000rpmに変更はないものの、井上さんによると、バルブタイミングやリフト量が見直され、3000~7000rpmで3~4%のトルクアップを果たしているとのこと。常用回転域で力強さが増し、市街地もワインディングも思い通りにキビキビ走ってくれるのです。

 スリッパークラッチが新採用されていますが、CBR1000RRと同じ構造で、スポーツライディングをより夢中にさせてくれるだけでなく、レバー操作負荷を従来型比45%も低減。ストップ&ゴーの多い渋滞時やロングツーリングでの疲労軽減につながり、嬉しい進化といえます。

 ギヤチェンジがスムーズなのは、ドッグ構成が刷新され、シフトフィーリングの向上が図られているからです。軽いクラッチレバーとともに、節度があって入りやすいトランスミッション。最新CBR400Rの“隠された”素晴らしいポイントだと思います。

軽快で素直なハンドリングは、とても扱いやすいCBR400R

 ハンドリングも軽快で素直。大排気量スーパースポーツのような過激さ、神経質さはなく、誰にでもイージーで扱いやすい。タイトコーナーや路面が荒れた道も余裕を持って走れる大らかさが残っていて、スポーティさ一辺倒なモデルは苦手という人にもオススメできます。街乗り、ツーリングへとオールマイティに使える相棒となるでしょう。

【了】

「CBR400R」の画像を見る

画像ギャラリー

Writer: 青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト)

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク技術関連著書もある。

1 2

最新記事