2019トライアル世界選手権オランダGP TrialEクラス 黒山選手と「TY-E」が2位表彰台を獲得
トライアル世界選手権オランダでGP TrialEクラス(電動クラス)が行われ、ヤマハの電動トライアルバイク「TY-E」を駆る黒山健一選手が2位表彰台を獲得しました。
電動クラスは僅差の勝負!始まったばかりの電動トライアルクラスが今熱い
2019年6月22~23日、FIMトライアル世界選手権の第3戦オランダGPにて、TrialEクラスの初戦が行われました。

昨年に続きヤマハの電動トライアルバイク「TY-E」で参戦した「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の黒山健一選手は、15セクション・2ラップで減点4/クリーン27と健闘し、2位となりました。
黒山選手と「TY-E」は、22日の予選を2番手で終えると、15セクション・2ラップで争われる決勝では、1ラップ目で減点3と、オールクリーンのGASGASの C・アルバート選手に続く2番手とします。2ラップ目、黒山選手は、1ラップ目を上回る減点1に抑え、減点4/クリーン27という成績で全セクションを終えましたが、またしてもオールクリーンとしたC・アルバート選手に続く2位で初戦を終えました。
・YAMAHA FACTORY RACING TEAM 黒山健一選手(2位)

「今回は15セクションすべてが人工で比較的簡単な設定だったため、優勝するにはオールクリーンが必要と考えていました。そのため昨年以上に緊張があり序盤にミスが出てしまいました。ライバルのカベスタニー選手が得意とするセクション設定だったことから、この時点で相手のミスを待つ厳しい状況となったのです。しかしその後はTrialEクラス独特の空気感にも慣れ、気持ちのよい走りもでき、次に繋がる2位を確保することができました。
ベルギーGPは、自然の地形を利用したセクションもあるので、今回よりも戦える状況になります。決戦に向けしっかり準備し逆転チャンピオンを狙いますので、ぜひ応援をよろしくお願いします」
「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」と黒山選手は、引き続きヨーロッパにとどまり、逆転チャンピオンを目指し最終戦ベルギーGPに臨みます。

黒山選手は、2018年も同世界選手権TrialEクラスに参戦し、総合ランキング2位を獲得しています。
【了】