ハーレーのトップ争いからドゥカティの独壇場に!? レーシングライダー石塚健のレースレポート
トラブルはあったけどなんとかチェッカー!! 「BRL Europe(バガー・レーシング・リーグ・ヨーロッパ)」2026年シーズン開幕戦に挑むレーシングライダー石塚健選手のレポートをお届けします。
シーズン開幕戦を経てようやくスタートラインに
皆さんこんにちは! レーシングライダーの石塚健です。5月23日、24日に、イタリアのクレモナサーキットで開催された「BRL Europe(バガー・レーシング・リーグ・ヨーロッパ)」開幕戦の決勝レース1、レース2のレポートをお届けいたします。それでは行ってみましょう!
迎えた決勝レース1、周回数は8周、4番グリッドからのスタートです。スタートは上手く決まり、序盤は3台による4番手争いに。
2台で少し抜け出す形になりましたが、3周目でまさかのシフターにトラブルが発生してしまい緊急ピットイン。応急処置ですぐにコースに復帰しますが、繰り返しトラブルが発生してしまいます。
なんとか誤魔化してでも走り切りたかったのですが、周りを危険にさらしてしまうかもしれないと判断し、残念ながらリタイアを選びました。

自分自身はもちろん、チームも初戦を完走できず、とても悔しい思いでした。
午前のフリープラクティスでの転倒が影響してのトラブルだった為、もう一度バイクを隅々までチェックし、翌日の決勝レース2に向けての準備を進めました。
そして日曜日、朝のウォームアップ走行でバイクに問題がないことを確認できました。寝る時間を削ってバイクを仕上げてくれたチームには感謝です。
いよいよレース2のスタートです。レース2のスターティンググリッドは、予選順位は関係なく、レース1の結果によるリバースグリッド。マシントラブルで走れないライダーも数台いたので、実質2番手グリッドとなりました。
スタートはまずまずで2番手で1コーナーに進入、1周目にトップに出て3台のハーレーによるトップ争いとなりました。
そのまま数周トップを走りましたが、その後1台に交わされ2番手へ。レース中盤には後方から追い上げてきたドゥカティ勢に成す術もなくストレートで交わされてしまい、そのまま4台のドカティが前でチェッカー。
できる限りの走行を続けて自己ベストを大幅に更新しますが、結果は6位、我慢のレース展開となってしまいました。
とはいえ、前日の転倒とレース1でトラブルによるリタイアということを考えたら、しっかりチェッカーを受けてポイントを獲得できた事と、現状の自分たちの立ち位置を把握できた点は良かったかなと思います。

現状のBRL Europeは、レギュレーション面でイコールコンディションになるように整備がされておらず、ドゥカティの「ディアベルV2」などの独壇場となってしまっていますが、次戦のブルノ大会からレギュレーションの変更があるとアナウンスがありました。
マシン差は縮まり、よりコンペティティブなレースになると思うので楽しみですが、僕たちのチームもまだまだ改善しなければならない部分が沢山あり、伸びしろもまだまだあるので、1レース1レース毎にしっかりと経験を積んで進化していけたらと思っています。
少し時間はかかるかもしれませんが、優勝、シリーズタイトル獲得、そしてその先の目標に向かって1歩ずつ進んでいきますので、引き続き、ヨーロッパバガーレースへの挑戦を見守っていただけたら嬉しいです。
ということで、次戦のBRL Europe第2戦は、7月11日、12日にチェコのブルノサーキットでの開催となります。
今回も応援ありがとうございました! それではまた!
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。









