近未来的でスパルタンなデザインが人々を魅了中!! ハスクバーナ「ヴィットピレン401」
走り出せば絶妙なライディングポジションで気分が高まる
シート高は高いのですが、それ以外がコンパクトなせいか(250ccのロードスポーツクラスなみ)、セパハンといえど、腕が短くても伸び切ることなくちょうどいい前傾で構えることができ、角ばって見えるタンクは、またがってみるとスリムなので太ももでホールドしやすく、コーナーで素直に腰をずらすことできるというスグレモノ。

ステップの位置も前すぎず後ろすぎずやや後ろめと絶妙で、スーパースポーツほどスパルタンじゃないけど、ストリートモデルほどぬるくはない感じです。窮屈さがなく、下半身で面白いほどに自由に操れる楽しさがありました。斬新なフォルムだけに、ポジションや乗り心地に不安があったのですが、走らせ始めたらそんな心配ごとはどこかに行ってしまいました。借り物ということで、足つきが不安につき、万全を期してUターンはしませんでしたけど。
しかしながら、私の体型でちょうど良いということは、普通体型の男性だとちょっとスパルタンなのかもしれません。私には心地よかったのですが、他の男性陣からは前傾がきつく腹筋が試されるポジションだ……という声が多数聞こえてきました。
ともあれ、バイクに乗るセオリー通りのポジションを取っていないと操れないという、決して”FAN“だけなバイクではない、ということを付け加えておきましょう。

エンジンは軽量コンパクトな373ccの水冷単気筒。ドッカンパワーかと思いきや、普通に走らせていたら穏やかそのもの。低速走行時でも十分なトルクで神経質になることもなく、クラッチも軽く扱いやすいのです。しかしながらその真価は6000回転から発揮し10000回転近くまでドッカンと吹き上がっていきます。
これは気持ちいい。旋回性も高く、しっかり路面と捉えている感じがフロント、リアから共に伝わってくるのでコーナリングの自由度が高く、立ち上がりでグッと後ろから押し上げられるような感じが頼もしく感じました。シングルエンジンならではの小気味いい走りが楽しめること間違いナシです。
シンプルかつプログレッシブなデザイン。スウェーデン生まれのメーカーらしい、ちょっと見たことのないかっこよさに注目が集まっているハスクバーナのヴィットピレン401。メーカーやディーラーさんから聞くところによると、今までのコアなバイクユーザーとは違った層に受けているとのことことなのです。例えばファッション関係だったりデザイナーといった人たち、さらには昔ながらのバイクという概念を持っていない新世代ライダーなど……。

確かに、バイク=鉄馬といった概念を覆すような斬新デザインで、これまでにない能性を感じさせるスタイリッシュさがあり、無駄なものを削ぎ落とした北欧デザインならではの佇まいを持っています。近代建築にも通じるような、そんな大胆さと斬新さ、そしてバイクの進化系とも言える、近未来的なデザインにそういった人たちが惹かれるのもうなずけます。
こんなスタイルのバイクが街に溢れたら、街角の風景がまた違ったものになりそうです。スクリーンの中で見た、近未来的な風景に近づくと思いませんか?
カフェレーサーの発祥は60年台のイギリス。英国カルチャーに多大なる影響を与えたこのスタイルのように、ヴィットピレンがこれからのバイクカルチャーを牽引する存在になったら、いろいろな可能性が広がってバイクライフがますます楽しくなりそうです。
【了】







