401といっても排気量のことではない! ハスクバーナ「スヴァルトピレン401」は普通二輪免許で乗れる都会の“いだてん”!!

切れ味鋭い走り

 その走りは快活で、本格的なシングルスポーツであることを感じさせてくれます。スチール製トレリスフレームを骨格とした車体は148kgと驚異的な軽さ、そこに43PS/9000rpmを発揮するパワーユニットを積むのですから納得です。

ハスクバーナ「スヴァルトピレン401」に試乗する筆者(青木タカオ)

 オフロード用エンジンに由来するトルクが太くピックアップも鋭いエンジンなので、右手のスロットルワークだけで自在に操れます。高回転まで引っ張り上げても、ショートストロークシングルらしい躍動感あふれる吹け上がりで、その伸び上がり感はエキサイティングとしか言いようがありません。

 前後サスペンションはWP製。フロントはインナーチューブ径43mmの倒立フォークに、BYBRE製対向4ピストンラジアルマウントキャリパーと320mmディスクローターの組み合わせとし、足まわりも強力です。

 前後17インチで、キャスター角25度は一般的ですが、ホイールベースは1357mmと短く、ハンドリングはクイックかつシャープです。ハンドル切れ角も十分にあって、街乗りでの扱いやすさも光るものがあります。

ハスクバーナ「スヴァルトピレン401」

 どことなく正体不明な都会の韋駄天ですが、かなりの実力者なのです。ハスクバーナの放つ矢に、惹かれずにはいられません。

【了】

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