電動ハーレー「LiveWire(ライブワイヤー)」開発責任者いわく「音にもこだわった」!? 回生充電も秀逸
およそ60分で満充電!
電源は15.5kWhの高電圧バッテリー(RESS)です。リチウムイオン電池で構成される充電式エネルギー貯蔵システムで、冷却のためのヒートシンクとしても機能するアルミ製ハウジングを持ちます。

側面にはフィンが備わり、効率よくフレッシュエアを取り込めるよう車体には小型のエアスクープを採用。バッテリーはアルミ軽量フレームとシャシーの剛性メンバーとしても機能するよう、車体中心に搭載されました。RESSの保証期間は5年で、走行距離の制限はありません。
充電方法は複数用意されました。まず、一般家庭にある標準の120V(または240V)電源につないで充電する「レベル1」では、100%の状態にするのに一晩をかける必要があります。「レベル2」の充電ステーションでも可能とし、速度はレベル1相当です。

「レベル3」の急速充電にも対応し、北米仕様ではSAE J1772 コネクター、ヨーロッパなどではCCS2-IECタイプ2コネクター(通称コンボ方式)を介して充電することができます。この場合、0%から80%まて?40分で充電でき、60分で100%まで充電することができます。
ライドフィールを高めた回生発電
そして走行中、スロットルを開けていない状態でもドライブトレインによって回生(発電)がおこなわれ、惰行中はモーターが発電機となり、電力をRESSに送り込むのです。

実際に乗ってみると、この回生プロセスがエンジンブレーキのようなフィーリングとなり、ライディングを手助けしてくれるのでした。回生レベルはライドモードの設定項目のひとつになっていて、ライダーが任意に選択可能です。
ワインディングでアグレシッブにスポーツ走行したいときは回生レベルが強い「スポーツモード」、ゆったりとクルージングしたいときは回生レベルが適度な「ロードモード」を選ぶと走りやすく感じました。

それをグレンさんに伝えると「そうですよね、時間をかけてテストしてきました」と笑顔。ライブワイヤーでは走行フィールも徹底的に追求し、開発されているのです。
【了】

Writer: 青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト)
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク技術関連著書もある。




