刀史上初の「KATANAミーティング2019」開催 KATANA(カタナ)はスズキの宝であり大切な存在!!
スズキの至宝「KATANA」は、はままつ フルーツパーク時之栖で刀としては初のミーティングを開催、さらに遠州浜名湖鉄道でKATANAラッピング列車を2年間運行します。
新型KATAMAもスズキが生産した正真正銘の刀ファミリー!!
スズキは、はままつ フルーツパーク時之栖内特設会場にてスズキとしては初となる「KATANAミーティング2019」を開催しました。雲ひとつない炎天下の会場に1600名以上の方が訪れ、そのうち二輪車の数は1123台、内新型KATANAは98台でした。

また、9月15日から2年間遠州浜名湖鉄道で運行するKATANAラッピング列車の出発式も行われ、スズキの鈴木俊宏社長が天竜二俣駅で出発式を行いました。出発式後ライディングギア姿の鈴木社長は、KATANAを駆り刀ファンの待つはままつ フルーツパーク時之栖に向かいます。
特設会場では、各部品メーカーのブースにそれぞれのパーツを組み込んだKATANAや会場限定グッツ、開発陣のトークショーも行われました。

トークショーには、2017年9月に行われたミラノショーで突如登場したコンセプトモデル「カタナ3.0」デザイナーのロドルフォ・フラスコーリさん、KATANAチーフエンジニア寺西覚さんや車体設計の三池翔太さんや開発メンバーが、車体デザインやハンドル、開発に至った経緯などを説明し、来場した刀ファンに新型KATANAの魅力を語りました。デザイナーであるロドルフォ・フラスコーリさんも既にKATANAを所有しているそうです。
新型KATANAやスズキの今後について鈴木俊宏スズキ自動車社長(以下:鈴木社長)と濱本英信スズキ二輪社長(以下:濱本社長)にお話を伺いました。
――KATANAラッピング列車や新型KATANAについて。
鈴木社長:スズキバイクのふるさと浜松でラッピング電車を走らせることができることになりました。みなさんご存知の通り鳥取県の若桜鉄道では、隼駅もあり2代目の隼のラッピング電車を走らせ毎年多くの人に集まっていただいています。今年は、2300台のバイクが集まったということで、これを是非地元浜松で行えたらと思っていました。
19年ぶりにフルモデルチェンジしたKATANAで、これを機会に遠州地区に関係のある天竜浜名湖鉄道で行うことができました。地元の活性化に結びつけばありがたいと思っています。ラッピング電車も続けていけたらいいなと思っています。

――スズキにとって新型KATANAの存在とは?
鈴木社長:KATANAはスズキのバイクの中で切れ味のいいバイクではないかと思いますし、スズキというブランドではなく刀というブランドを確立できたことは非常に大きい存在です。隼や他にもありますが、車名でこれだけ話題にしていただけるバイクを出すことができたのは、スズキにとって宝ですし、大切な存在です。
――新型KATANAの手応え、反響は?
鈴木社長:初代の刀が一世を風靡したことで、なかなか超えるモデルを作ることができませんでしたね。何度かトライはしましたが、なかなかできなかった。それが19年かかった理由ですけど、刀だなと思えるバイクができたことは嬉しく思っています。
濱本社長:2000年にファイナルエディションということで1100台販売し刀の歴史の幕を閉じました。19年ぶりにKATANAの歴史の扉を再び開けることができて、正直に申しまして予想の2倍くらいの反響がありました。これから大事に販売していきたいと思います。
鈴木社長:ただですねミラノで発表する前にKATANAの反響があまりにも大きすぎてちょっと発売した後、海外はちょっと落ち着いてるかな、というところもあります。KATANAは、ワッと盛り上がってシュッと消えるではなくて長続きするバイクにしていかなければいけないと思っていますし、これからのスズキを本当に切り開いて行くKATANAの切れ味を持ってやっていけたらと思っています。

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1982年にGSX1100Sが登場して以来、初めて開催されたKATANAミーティングですが、二回目の開催もスズキからアナウンスされています。
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