ヤマハプレスカンファレンス ロボティクスを活用、社会課題にヤマハらしく取り組みモビリティに変革をもたらす!【TMS2019】

東京モーターショー2019にヤマハは、電動アシスト自転車から自律ソリューションビークル、LMWなどワールドプレミア6モデルを含む全18モデルを展示しています。

ロボティクス技術や最新の電動コミューターなどの展示で未来を描くヤマハ

 ヤマハは、東京ビッグサイトで開催される「第46回東京モーターショー2019」に、『人はもっと幸せになれる 〜ART for Human Possibilities〜』をテーマとするヤマハブースを出展しています。

ワールドプレミアのYAMAHA MW-VISION(ヤマハ エムダブリュ ビジョン)と日高祥博社長

 ヤマハブース(西2ホール)では、世界初披露のワールドプレミアのトリシティ300を含む6モデル、日本初披露のジャパンプレミア2モデルを含む、モーターサイクル、リーニング・マルチ・ホイール(LMW)、電動コミューター、電動アシスト自転車、自律ソリューションビークルなど合わせて18モデルを展示。長期ビジョン「ART for Human Possibilities」を旗印とする、2030年に向けた当社の技術開発の取り組み等を紹介しています。

 プレスカンファレンスでヤマハの日高社長は次のように述べています。

ヤマハ発動機プレスカンファレンスに登壇する日高祥博社長

「ヤマハの個性の一つに楽器製造会社をルーツに持つというユニークな背景がありました。そのDNAは、物作りの現場にアーティスティックな感性をもたらし、技術と感性の融合という伝統的な手法を育んできました。かつてヤマハは、モーターサイクルの記憶を人間に一番近い乗り物とメッセージしたことことがあります。人が主役で人に寄り添い人の温もりに向き合ってきたこと、それはヤマハの物作りの大切な価値観となり「人機官能」という独自の開発思想にたどり着きました。

 改めて申し上げるまでもなくモビリティを取り巻く世界は大きな変革を迎えています。様々な交通システムの発展は社会に利便性や効率性をもたらし、人々の暮らしを変えて行くでしょう。しかし、だからこそ私たちはこうも考えています。人々の心に訴えかけるヤマハブランドの感性は、ますますその価値を高めて行くだろうと。そして、人を主役とし人間という存在を大切にしてきた歩みを辿れば、モビリティの正しい未来をしっかり描けるだろうということです。

 ヤマハ発動機はロボティクスを活用し、社会課題にヤマハらしく取り組みモビリティに変革をもたらすことで、人々の可能性を広めより良い生活と社会を実現してまいります。

2002年に市場導入された電動コミューター「Passol」

 ヤマハは、1993年に世界で初めて電動アシスト自転車を発売し、2002年には電動コミューターパッソルを市場に送り込みました。以来四半世紀にわたりEV二輪のパイオニアとして電動コミューターを市場に送り出すとともに、その普及活動も積極的に推進しております。しかし正直なところお使いいただく全ての皆様が求める精度要求や利便性とは随分開きがあるようです。

 人気番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか」でも「やばいよ〜やばいよ〜」とご指摘いただいております。世界中の街角でEV二輪がコミューターの主役になるにはもう少し時間がかかると想定していますが、その時代に向けヤマハは、全方位の準備を進めています」

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都市型コミューター「E02(イーゼロツー)」

 50ccエンジン相当の都市型コミューター「E02(イーゼロツー)」です。扱いやすい小型軽量ボディに手軽な着脱式のバッテリーを搭載。電動ならではの滑らかでスムーズな走りを追求しヤマハらしい楽しい移動を提案します。

125ccエンジン相当の「E01(イーゼロワン)」

 125ccエンジン相当の「E01(イーゼロワン)」です。都市間を快適に移動する余裕ある走りと日常での実用性を両立したE01は、急速充電も可能です。EVエンジンの普及にはバッテリーチャージの課題をクリアしなくてはなりません。お客様の使い方や地域によっても最適な充電のあり方は異なるでしょう。私たちは様々な可能性を想定して準備を進めています。

ミドルクラスのLMW「TRICITY300(トリシティ300)」

 2018年に行われたミラノショーで発表されたコンセプト「3CT」から東京モーターショーでベールを脱いだ「TRICITY300(トリシティ300)」は、都市交通の移動ツールとして開発したミドルクラスのLMWです。専用設計のLMW機構とBLUE COREエンジンの組み合わせで、安定感としなやかさ、快適で質感の高い走行を実現します。詳細については、11月5日に開幕するミラノショーで紹介されます。

YAMAHA MW-VISION(ヤマハ エムダブリュ ビジョン)

 YAMAHA MW-VISION(ヤマハ エムダブリュ ビジョン)は、ヤマハのLMWテクノロジーを用いて、人とモビリティの新しい関わり方を提案する次世代パーソナルモビリティです。扱いやすく、取り回しも容易なコクーン(繭型)ボディに、リーン制御技術とリバース機能を搭載しています。LMWが持つマシンと一体化してリーンするコーナリングの爽快感に、安心感と快適をプラスした新たな感動を多くの人々に提供することを目指して開発されています。

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