出川哲朗に乗ってもらいたい!? ドイツのデザインアワードを受賞した電動バイク「EC-05」とは?
ヤマハと台湾のバイクメーカー「Gorgoro」の協業により誕生した電動バイク「EC-05」がドイツのデザイン賞「German Design Award 2020」のエクセレントプロダクトデザイン部門で優秀賞にあたる「Winner」を受賞しました。
日本未導入の電動バイク「EC-05」とは?
ヤマハと台湾のバイクメーカー「Gorgoro(ゴゴロ)」の協業により誕生した電動バイク「EC-05」がドイツのデザイン賞「German Design Award 2020」のエクセレントプロダクトデザイン部門で優秀賞にあたる「Winner」を受賞しました。

「German Design Award」は、既に優れたデザインとして一定の評価を受けている世界各国の作品の中からドイツデザイン協議会が参加作品を推薦し、その推薦を受けて初めて応募できる国際的に権威のあるデザイン賞です。
ヤマハが同アワードで「Winner」を受賞するのは、2017年のスーパースポーツモデル「YZF-R1」、2018年のモーターサイクル「XSR900」とスポーツボート「242Limited S」に続き3度目となっています。

今回「Winner」を獲得した「EC-05」は、ヤマハと台湾の電動バイクメーカー「ゴゴロ」の協業により開発された電動スクーターで、モーター/バッテリー/シャシー/灯火器類といった車体を構成する基本骨格がGogoro社のEVスクーター「Gogoro 2」と共通のものとなっています。
デザイン面においては、ヤマハの開発思想に基づき、ライダーと車体との美しい一体感を演出するデザインとされています。モーターの動力がリアタイヤに伝わり、地面を蹴って力強く前進する走りの機能を視覚化し、キャラクターラインを車体の高い位置につくることで、軽快感や運動性能の高さを表現しました。
また、台湾ではすでに1200ヵ所以上のバッテリー交換ステーション「GoStation(ゴーステーション)」が稼働中のため、ステーションを経由すれば台湾を一周することも可能と発表されています。
125ccのスクーターと同等の加速性能、最大150kmの航続距離を実現する「EC-05」は、現在台湾のみでの販売となっていますが、優れたデザインと走行性能を両立するモデルだけに日本への導入に期待したいところです。
【了】