1995年!新世紀エヴァンゲリオン放送・流行した時に発売されたバイクたち(カワサキ・スズキ編)

アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」は日本を代表するアニメとして大ヒットし、海外に多くのアニメファンを生み出しました。同時期はさまざまなアニメが放送されましたが、バイクはどのような車種がその時発売されたのか、ピックアップしてみます。

排気量規制が解除された1990年代。大排気量バイクが多数登場!

「新世紀エヴァンゲリオン」は1995年に初放送されました。人類の存亡をかけて戦う少年少女たちの物語が当時の若者を中心に支持を集め、世界中に日本のアニメファンを作り出す起爆剤ともなりました。2007年からは、テレビシリーズをリメイクし、その続編となる「新劇場版」も製作・公開されています。

新世紀エヴァンゲリオンが公開された当時、日本ではどの様なバイクが登場したのでしょうか。今回は、その中でもスズキとカワサキのバイクを、ピックアップして紹介します。

●カワサキ「GPZ1100」

カワサキ「GPZ1100」

 GPZ1100は、エヴァンゲリオン放送開始と同年の1995年に発売されました。

 外観は、長距離のツーリングでも疲労が少ない「ツアラー」と呼ばれるタイプのバイクです。排気量が1100ccと大きいため、高速道路での加速や合流でもパワーに余裕があります。また、ライダーを覆うフロントカウルが装備されているため、高速走行時に体に当たる風を最小限にでき、快適で疲労も少なく長距離移動も可能でした。

 その他にも、安全装備であるABSを装備した「GPZ1100ABS」というモデルも存在します。現在では標準装備となったABSですが、当時は未装着のバイクも多く、GPZ1100がスポーツ走行よりも安全性に配慮したバイクであることが伺えます。

●カワサキ「バルカン800」

カワサキ「バルカン800」

 バルカン800も、エヴァンゲリオン放送開始と同年に発売されたバイクです。バルカンは、低く長いスタイルが特徴的で、アメリカンバイクのような外観をしています。エンジンもV型2気筒エンジンが搭載されています。

 バルカンの名前を持つバイクは、現在でもカワサキから発売されており、より近代的なスタイリングとなった「VULCAN S」がラインナップされています。当時は様々な排気量のモデルが存在し、クラシカルなスタイルを楽しみたいユーザーの心を掴んだバイクでした。

●スズキ「GSX-R400R」

スズキ「GSX-R400R」(1995)

GSX-R400R(GK76A)は、1990年に「GSX-R」シリーズの400cc最終モデルとして発売されました。

GSX-Rは、スズキが発売したレーサータイプのモデルで、現在でもその名前を持つ大型バイク「GSX-R1000R」がラインナップされています。

GSX-R400Rは、その名前の通り、排気量400ccのエンジンを搭載しています。当時、ホンダ「CBR400RR」、ヤマハ「FZR400RR」、カワサキ「ZXR400」など、同様のレーサータイプのモデルが各社から発売されていました。GSX-R400Rは、耐久レーサーを思わせるほど忠実に再現されたレーサーレプリカモデルです。アルミダブルクレードルフレームや低く設定されたハンドル、水冷ながらエンジンにはフィンが装備され、GSX-R750Rを思わせるスタイルとされました。

GSX-R400Rは、スズキレーサーレプリカの集大成と言えるモデルかもしれません。

●スズキ「GSF1200」

スズキ「GSF1200」(1995)

GSF1200は、エヴァンゲリオンが放送開始された年と同じ、1995年に発売されました。

1980年代まで、国内ではバイクの排気量に自主規制がかけられ、750cc以上のバイクを正規で販売することはできませんでした。海外では、750ccを超える日本メーカーのバイクが販売されていましたが、手に入れるためには海外でバイクを購入するか、個々の販売店が輸入する逆輸入車を購入する必要がありました。

しかし、1990年に排気量自主規制が解除され、国内でも排気量750ccを超えるバイクが流通するようになります。GSF1200は、GSX-R1100のエンジンをベースに1156ccにボアアップし、国内モデルとして販売されました。それまで、バイクは750ccが排気量の上限だったのに対し、GSF1200は1200ccの排気量を誇ったため、猛烈な加速感を感じられるバイクでした。

※ ※ ※

初代アニメ版エヴァンゲリオンが放送されていた1990年代は、各メーカーごとに1年1台のペースで新型車種が発売されていましたが、新劇場版が放映された2000年代には、新車販売ペースは2~3年に1台まで落ち込んでいます。

しかし、一昔前では考えられなかった、安全装備や、電動モーターバイクの登場など、「次世代のもの」だった技術が実現しつつあります。新興国ではバイクの需要はまだまだ盛んなため、今後もさまざまなバイクの登場が期待できます。

【了】

【画像】新世紀エヴァンゲリオンが流行した時に発売されたバイクの画像を見る(9枚)

画像ギャラリー

最新記事