大ヒット連発!ふらっとバイクで行ってみたい新海誠作品の聖地はこんなところだった

映画「君の名は。」のヒットで、日本を代表するアニメ監督となった新海誠氏は、過去にもさまざまな作品を発表してきました。今回は、同氏の作品において、舞台となりバイクで訪れたくなる場所を紹介します。

劇中に登場する、美しい街と景色

 新海誠氏の作品は、目を奪われるような美しい風景描写が高い評価を得ています。緻密な風景の中には、現実に存在する場所をモデルとして描き起こされたものあり、作品の舞台を巡る「聖地巡礼」に向かうファンも少なくありません。

 ●青森県東津軽郡・津軽線(雲の向こう、約束の場所)

青森県東津軽郡・津軽線(雲の向こう、約束の場所)

「雲の向こう、約束の場所」は、「ほしのこえ」に続く2つ目の劇場公開作品で、同氏初の長編作品です。「ハウルの動く城」や「イノセンス」といった人気作品を抑え、第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞し、話題となりました。

 劇中では、北海道が他国の領土となり、青森県が日本最北端の地という設定になっています。主人公たちが暮らす街は、青森県青森市の近くとされていますが、詳しい場所は明示されませんでした。

 しかし、劇中には津軽線をモデルにしたとされる列車が走っています。また、主人公たちが通う学校の最寄り駅として「みなみよもぎだ」という架空の駅が登場しますが、駅舎や横断歩道の形から、津軽線「蟹田駅」がモデルになったのではないかとされています。

 その他にも、ヒロインの最寄り駅として「今別駅」、登場人物たちが乗り降りする海岸線の「瀬辺地駅」などがモチーフになっていると言われています。

 作品の舞台になった津軽線の沿線は、陸奥半島に沿って、青森市から津軽海峡に至ります。冬は豪雪地帯となりますが、夏は北海道のような陽気となるため、本州最北端の県として、一度バイクで赴いてみるのも良いでしょう。

 ●愛媛県今治市(言の葉の庭)

愛媛県今治市(言の葉の庭)

 長編では5作品目に当たるのが「言の葉の庭」です。雨の新宿が舞台となっていますが、作中でヒロインは生まれ故郷の四国へ帰ることになります。その故郷が、愛媛県今治市ではないかと言われています。

 もともと古典の教師であったヒロインは、故郷に戻ったあとも学校で授業をしている様子が描かれています。教室の窓の向こうには、海や島が見えているため、今治市でも瀬戸内海に面した学校なのかもしれません。

 愛媛県には約270の島があるとされており、今治市にも多くの離島が含まれています。また、今治市には広島県尾道市へ伸びる「しまなみ海道」があります。これは、広島県の離島と愛媛県の離島を橋で結んだ道路です。全長は約60kmにおよび、瀬戸内海の島々を一望できる、絶景スポットとしても人気を集めています。

 ●岐阜県飛騨市(君の名は。)

岐阜県飛騨市・飛騨古川駅(君の名は。)

 興行収入なんと約250億円、記録的大ヒットを記録した作品の「君の名は。」は、岐阜県飛騨市が舞台として登場しています。

 劇中では、東京都に住む主人公と岐阜県に住むヒロインが、姿はそのままで「中身だけが入れ替わってしまう」という設定のもと、物語が進んでいきます。そして、物語中盤に差し掛かると、主人公はある理由からヒロインの住む岐阜県の街を目指すことになります。

 ヒロインの住む街は、岐阜県の山奥にある架空の街という設定であるため、現実には存在しません。しかし、その街に最も近い駅として、高山本線「飛騨古川駅」が描かれています。そのため、「君の名は。」の舞台訪問に訪れるファンからは、岐阜県飛騨市にある「飛騨古川駅」周辺が作品の聖地となっているようです。

 岐阜県は、愛知県と接する南部を除くと、県のほとんどが日本アルプスに覆われた山間の地域となっています。飛騨古川駅も、渓谷のような国道41号線沿いにあります。秋になると山一面が紅葉に包まれるため、バイクでのツーリングが楽しめる場所となっています。

 ●東京都新宿区(天気の子)

東京都豊島区・のぞき坂(天気の子)

「君の名は。」に続くヒット作品として、2019年に公開された映画「天気の子」は、東京都新宿区が舞台となっています。

 物語は、故郷の離島を出た主人公が、東京でヒロインと出会うことで動き出します。そして、初めて主人公とヒロインが出会った場所が、新宿にあるマクドナルドではないかと言われています。

 保護者もなく東京にやって来た主人公は、人目を避けるため移動しますが、その際も「新宿東宝ビル」や、新宿と思われる交差点が映し出されています。新宿区以外では、杉並区高円寺にある「氷川神社」や、豊島区にある「のぞき坂」が描かれています。

「天気の子」は他の作品と異なり、東京のさまざまな場所が舞台となったこともあって、作中舞台を巡る「聖地巡礼」がしやすい特徴があります。東京都内はクルマや公共交通機関よりも、バイクで移動する方が便利ですので、天気の子の聖地巡礼はバイクにピッタリと言えるでしょう。

 ※ ※ ※

 新海誠氏の作品では、実在する街と架空の街が織り交ぜられており、あたかも本当に存在しているかのように錯覚してしまいます。聖地巡礼を行うファンの中には、そうした「あるのかもしれない街」を探すことを楽しみにしている人もいるのかもしれません。

ツーリングの目的地としてもオススメです

 ぜひ一度映画をチェックした後で、今回紹介した土地にツーリングをしながら訪れてみてはいかがでしょうか。空想と現実がリンクする、とても不思議な体験ができることでしょう。

【了】

【画像】新海誠作品の聖地はこんなところ!!(6枚)

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