Monster Energy Yamaha MotoGPロッシ選手 来季21年シーズンのMotoGP継続参戦を決断
Monster Energy Yamaha MotoGPは、バレンティーノ・ロッシ選手とマーベリック・ビニャーレス選手のインタビューを公開しました。ロッシ選手とビニャーレス選手は、20年シーズンを8月、または9月の開催を希望しています。
バレンティーノ・ロッシ選手21年MotoGP参戦継続を希望
Monster Energy Yamaha MotoGPは、チームが運営するYouTube、Facebook、Instagramを通じて、バレンティーノ・ロッシ選手とマーベリック・ビニャーレス選手のインタビューを公開しました。

ヤマハのファクトリーチームから8年連続15年目の参戦を迎えるバレンティーノ・ロッシ選手は、来年からの去就に関して、「難しい状況です。以前に発言したように最初のオプションは、継続参戦に向けてトライすること。十分なモチベーションはあるので続けたい。特に昨シーズンの後半戦は非常に苦しみ、多くのレースで遅く、トップ5に引き離されたところで戦わなければいけなかったから、戦闘レベルを理解することが非常に重要です。
もう1年ファクトリーチームと共に参戦して決断を下す必要がありました。強くになれるかを理解するために、新たに迎え入れたクルーチーフと幾つか修正したチームと共に5戦、6戦戦う予定だった。
問題は、新型コロナウイルス感染が原因となり、現時点ではレースが開催されないこと。最も楽観的な状況は、シーズンの後半にレースができること。8月、または9月まで待ちます。しかし、その前に来年の決断をくださなければいけない。とにかく、僕は続けたい。レースを走らずに、この決断をくださなければいけなかった。
状況は、もしかしたら、20年に走れなくなってしまうかもしれない。これで経歴をストップするには最善のやり方ではないから、もう1度チャンピオンシップに参戦して、その終わりに引退するのがフェアだろう。だから、21年も継続したい」と、来季21年シーズンも参戦する決断を下したことを明かした。

チームメイトのロッシ選手が21年シーズンに向けて継続参戦する意志を表明したことについて、マーベリック・ビニャーレス選手は、「彼には長く参戦を続けてもらいたい。バレンティーノとトラックをシェアし、バトルをすることが好きなんだ。
彼の存在により、トレーニングでも、自宅でも、トラックでも、シンプルに僕は前に進めています。結局、僕たちは友人だから。僕たち2人はヤマハのガレージで働き、互いに倒さなければいけない。
特に17年の終盤と18年は困難な時期を共に過ごし、そこから多くのことを学びました。その辛い時期でもバレンティーノは常に笑顔でいた。その理由が理解できなかった。
望むようなリザルトを獲得せず、トップ10以内がやっと。そのことに慣れることはなかったから、彼がいつも笑顔でいる理由が解らなかった。『どうすれば笑顔になれるのか分からない』と沢山の人たちと話した。彼はトラック上で全力を尽くし、トラックを離れるといつも幸せだった。ものごとが思うように進まなくても、幸せになることを学んだ。理解するのに時間がかかった」と、チームメイトの存在価値を改めて説明した。

バレンティーノ・ロッシ選手とマーベリック・ビニャーレス選手は、20年のMotoGP開催時期について、8月、または9月の開催を希望しています。
バレンティーノ・ロッシ選手は、「僕にとってベストなのは、8月または9月にスタートして、世界中のベストサーキットで10戦または12戦の開催に向けてトライすること。ベストコンディションのところでの開催すること。
9月にスタートして、12月には暖かいオーストラリアやタイで開催すれば12月にシーズンを終了することができるだろう。同じトラックで複数のレースが開催されないことを願う。スーパーバイクのように週末に2レースが開催されることは好まない。8戦、10戦、または12戦が良いと思うけど、ベストレーストラックでの開催を希望しています。
無観客は誰にとっても非常に残念なことになるだろう。僕たちはファンのためにレースをするけど、レースを開催しないより、無観客でレースをした方が良い。
時々、カルメロと話します。あまり迷惑をかけないように心掛けているけど、最新の状況を聞いています。時々会話し、テキストメッセージを送信してくれ、巨大なプレッシャーの下で、状況やどのように働いているのかを話してくれるけど、僕たちと同じように一日も早いレース開催を望み、最善を尽くしている」と、開催の希望とドルナスポーツへの支援を語りました。
マーベリック・ビニャーレス選手は、「バレンティーノに同意する。最終的にレースをしなければいけない。チャンピオンシップは前進する必要があります。ファクトリーは働く必要があり、トラックで周回を重ねる必要がある。今は全てが止まっている。彼が言ったように、僕たちはファンのために走り、彼らは僕たちを観に来る。ファンは自宅で観戦することができるけど、無観客となれば、それは非常に残念。
僕としては、シーズンの後半戦が開催できたら良いと思う。同じトラックで2レースの開催は難しい。それはとても不可思議で、結果は大きく変わるかもしれない。ダブルレース?それは分からない。観るには面白いかもしれないけど、僕たちは慣れていない。とにかく、完璧な状況はシーズン後半戦を開催することだろう。
時々、カルメロにメッセージを送って、何か役に立てることや必要なことはないかと訊いています。ライダーとして、チャンピンシップと関係者のために、何かできることがあれば役に立ちたい。ドルナスポーツはチャンピンシップを存続させるために懸命に働いています。20年シーズンの開催に向けて全力を尽くすことに疑わない」と、バレンティーノ・ロッシ選手と同調するように後半戦からの開催を希望した。