トライアル世界選手権スペイン大会2日目 難易度の高いコース設定でもT・ボウ選手連勝

トライアル世界選手権スペイン大会2日目は、レプソル・ホンダ・チームのトニー・ボウ選手が難しいセクションを攻略し見事に連勝しました。

変則的なシーズンでも安定した技術をみせトニー・ボウ選手が連勝!

 2020年の世界選手権シーズンスケジュールは忙しく、あっという間に4戦目。スペインGPでのRepsol Honda Teamトニー・ボウ選手は、土曜日・日曜日の両日で勝利、この大会も完全制覇して、今シーズン3勝目を飾りました。今回の勝利で、T・ボウ選手は総合ランキングのリードを2位に10点ポイント差としました。

スペイン大会連勝で総合ランキングトップを維持したトニー・ボウ選手

 前日開催されたスペイン大会からセクションのいくつかが変更され、難易度が増した大会は、ほとんどすべてのライダーにとって難しい戦いとなりました。その結果、ライダーの減点は拮抗し、卓越した技術を持つT・ボウ選手も、ライバルを突き放すのに苦労します。

 1ラップ目のT・ボウ選手はトップに立ったり3位になったりと、ポジションの変移が激しく、苦戦。しかし、2ラップ目・3ラップ目では今大会の主導権を握ることに成功します。最終的には2位に8点差の減点48点で勝利を収めることに成功しました。

 選手権のライバル、現在総合ランキング2位につけているのは今回2位となったTRRSアダム・ラガ選手です。A・ラガ選手は開幕戦フランスGPの2日目にT・ボウ選手を抑えて勝利しています。4戦を終えてのポイント差は10点と広がっています。

藤波貴久選手は、厳しいセクションで苦戦を強いられた

 日本からトライアル世界選手権に唯一出場している藤波貴久選手は、この厳しいセクションで、苦しい戦いを強いられました。3ラップ目には10点台の減点を出しましたが、1ラップ目2ラップ目の減点を取り返すには至らず、表彰台を逃し9位でセッションを終了しています。総合ランキングでは藤波は8位と順位を落としていますが、藤波選手の獲得ポイント35点は、ランキング4位とわずか4点差。今後の復調と逆転が期待されます。

■Repsol Honda Teamトニー・ボウ選手(優勝)

Repsol Honda Team トニー・ボウ選手

「今日のセクションはとても難度が高く、私もライバルも多くのミスを犯しました。こういった試合の流れは歓迎すべきところです。とはいえ腕には違和感が残っていてマシンとの相性も完ぺきとはいえませんでしたから、今日は非常に厳しい一日となりました。トップ争いは大接戦で、勝利を収めるのには大きな苦労がありました。しかしチャンピオンシップを戦う上で非常に有意義な結果を得ることができました。翌週、アンドラでの戦いでも最善を尽くせるようにがんばります」

■Repsol Honda Team 藤波貴久選手(9位)

Repsol Honda Team藤波貴久選手

「今日のトライアルはとても難しく、多くのライダーが多くのセクションで失敗を繰り返しました。その結果、リザルトも大きく変動を繰り返し、先の見えない戦いとなっていました。昨日の反省をふまえ、マシンには若干の調整を施して戦いに挑みましたが、どうやらそのセッティングは必ずしも正解ではなかったようです。3ラップ目には精神的にも落ち着いて、よい走りを取り戻せたと思っていますが、望む結果を得るのに十分な追い上げとはなりませんでした。やるべきことはやってきているし、納得のいく仕事をしたとは思っていますが、しかし結果は満足できるものではありません。次のアンドラでは、今足りないものを身につけて結果を出したいと思っています」

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 次戦アンドラ大会は、サン・ジュリア・デ・ロリアで9月19日、20日に開催されます。

【了】

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