ドゥカティがファビオ・タリオーニの人生を紹介するショートムービーを公開! ドゥカティを成功に導いた天才エンジニア

2020年9月10日、ドゥカティとともに数多くの革新的なモーターサイクルを設計し、この世に送り出してきたイタリアの天才エンジニア、ファビオ・タリオーニ氏が生誕100周年の記念すべき日を迎えました。ドゥカティは、そんなタリオーニ氏の誕生100周年を記念して、公式ウェブサイトとYouTubeチャンネルで、ショートビデオ・シリーズ、「Fabio Taglioni - A Life of Passion」を公開しています。

ファビオ・タリオーニ氏の人生と輝かしいキャリアを祝福

 ドゥカティは、2020年9月10日に生誕100周年を迎えたイタリアの天才エンジニア、ファビオ・タリオーニ氏を祝福。彼の人生を紹介するショートビデオ・シリーズ、「Fabio Taglioni – A Life of Passion」を、公式ウェブサイトとYouTubeチャンネルで公開しています。

生誕100周年を迎えたイタリアの天才エンジニア、ファビオ・タリオーニ氏のショートムービー公開

 タリオーニ氏は、ドゥカティとともに数多くの革新的なモーターサイクルを設計し、この世に送り出してきました。

 彼の功績のなかでも際立っているのは、デスモドロミックと呼ばれるバルブ駆動システムをモーターサイクルのエンジンに採用した点です。現在、このテクノロジーはドゥカティの代名詞となっており、同社のサクセスストーリーに大きな貢献を果たしてきました。

 1920年9月10日にサン・ロレンツォ・ディ・ルーゴに生まれたタリオーニは、機械工学を学んで1943年に大学を卒業。1954年5月1日にテクニカル・ディレクターとしてドゥカティに入社してから、ドゥカティとタリオーニによる伝説的な快進撃が始まりました。
 
 彼は、革新的なプロジェクト、アイデア、特許をモーターサイクルの世界へと導入し、ドゥカティに入社してからわずか40日後に最初の名車、Gran Sport 100を製作したのです。

ドゥカティGran Sport 100 マリアンナ(1955)

「マリアンナ」という名称で知られるこのモーターサイクルは、発売後すぐにイタリアの長距離ロードレース「Italian Gran Fondo」で圧倒的な強さを示しました。

 このGran Sport 100および125の成功を受け、ルーゴ出身のエンジニアであるタリオーニ氏はレーシングバイクの製作に専念。デスモドロミック・バルブ駆動システムによる野心的なプロジェクトに取り組むことになります。
 
 それまでも「デスモ」のメカニズム自体は知られていたものの、世界の名だたるエンジニアがその実用化に失敗していたのです。しかし、タリオーニ氏は、決してあきらめることなく、この技術を粘り強く研究し、完成させて、勝利の方程式を生み出しました。
 
 そしてデスモドロミック・システムを搭載した最初のモーターサイクル、125 GP Desmoは、デビューからわずか1か月後に最初のグランプリ・レースで優勝し、125ccとしては世界最速のタイムを記録します。

 その後の数年間、タリオーニ氏はドゥカティの事業再生に積極的に乗り出し、175 Gran Turismoやドゥカティ スクランブラーといったプロジェクトに取り組みました。これにより、彼が生み出すモーターサイクルは、スピードだけでなく、信頼性や耐久性にも優れていることを証明して見せたのです。この功績により、ドゥカティは国際的なブランドへと認知度を高めました。
 
 その後、タリオーニ氏は、再びレーシングバイクの新しいプロジェクトに専念し、1971年には500 GPを、1972年には750 GTをデビューさせました。
  
 これらのモーターサイクルは、ドゥカティ史上初の90°L型2気筒エンジンを搭載。750 Imola(GTから派生した生産型バイク)は、イモラ200マイルレースでデビューし、記録的なタイムで優勝します。詰めかけた8万5000人の大観衆の前で、ポール・スマート選手とブルーノ・スパッジアーリ選手がフィニッシュラインを通過し、モーターサイクル史に残る偉業が達成されたのです。
  
 それからもタリオーニ氏は、現役時代の最後までモータースポーツ分野における革新的なプロジェクトの研究を続け、Pantah 500や750 F1といったモーターサイクルを生み出しました。

 この、ファビオ・タリオーニ氏の人生と輝かしいキャリアを祝福し、彼の故郷であるルーゴ・ディ・ロマーニャのパヴァリオーネ広場では、2020年9月9日の夜に、彼の偉業を偲ぶ追悼式がおこなわれました。
 
 ロマーニャの自治体が後援するこのイベントには、ドゥカティ・ミュージアム館長のリビオ・ローディ氏が参列し、タリオーニ氏とドゥカティのコラボレーションが生み出した栄光の歴史の重要な場面を回想。夕方には、市長のダビデ・ラナーリ氏、エミリア・ロマーニャ地域の観光カウンセラーを務めるアンドレア・コルシーニ氏、作家のルイジ・リヴォラ氏、著名なイタリア人コメディアンのジュゼッペ・ジャコバッツィ氏をはじめとする、数多くの人々が集まりました。
 
 そしてジャコバッツィ氏は、独特の語り口で、1972年のイモラ200マイルで優勝した、ドゥカティとタリオーニ氏の歴史的な偉業について語ったのです。

 今回公開されたショートビデオ・シリーズ、「Fabio Taglioni – A Life of Passion」では、独自の画像と映像で、ロマーニャ生まれの天才エンジニアの人生が紹介されています。
 
【了】

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