街中トライアルレース「City Trial Japan 2020 in OSAKA」を観戦してきました!

バイクタレントとして活躍する岸田彩美さんは街中で開催されたトライアル競技「City Trial Japan 2020」を現地えで観戦しました。第3回目となるCity Trial Japanはどのような様子だったのでしょうか。

2020年の会場は大阪の万博記念公園

 こんにちは。バイクタレントの岸田彩美です。先日、日本で唯一の街中トライアルレース「City Trial Japan 2020 in OSAKA」が行われました! トライアルの選手であり、企画・運営等を行う実行委員長である藤原慎也選手がプロデュースするレースです。私も現地で楽しく観戦してきましたので、今回はそのレポートをお送りします!

大阪の万博記念公園で開催されたCity Trial Japan 2020 in OSAKA

 第3回目となるCity Trial Japanは、11月28日に大阪の万博記念公園・お祭り広場特設ステージにて開催されました。トライアルという競技は、一般的には山の中で開催されるレースです。また速さを競うのではなく、決められた「セクション」と呼ばれるコースを、いかに足を地面に着かずに走りきるかを競い合います。セクション内には自然の地形を活かした岩や斜面など様々な難所をクリアしていきます。

 City Trial Japan 2020 in OSAKAは会場が街中です。そのため、大木などを運びこまれ作られた人工セクション相手に戦うことになります。ちなみに、万博記念公園の入場料のみ支払えば観戦料は無料。さらに駅を降りて目の前というアクセスも良い場所での開催となりました。国内最高峰のクラス「国際A級スーパークラス」の12人の選手がこのセクションを走ります!!

 会場オープン前にはすでに多くのお客様が並んでおり、当日は約5000名のお客様が入場されたそうです!

 当日は、入場ゲートにて検温の実施、大阪府独自のコロナ追跡システムへの登録、マスクの着用義務、手指の消毒徹底などコロナ対策をしての開催となりました。

予選の走る順番を決めるスピードレーンセクション

 まず予選を走る順番を決めます。このセクション①では、タイム集計をし、減点(足つき一回で1点、二回で2点、三回で3点。なお3点以上は何度足をついても3点)、転倒やコースアウト、タイムオーバー等が最大減点5点のDNF(Do Not Finish)となります。

大阪の万博記念公園で開催されたCity Trial Japan 2020 in OSAKA

 減点0(クリーン)かつタイムも早く走り抜けた選手から勝利に近づきます。

 テレビ番組のサスケに出てくるような障害物をポンポンポンとテンポよく走り抜ける……。一見簡単そうに見えますがものすごく難しいんですよ……。もはやバイクと人間が一体化している感じで、ルールとかわからなくてもとにかく面白いんです。

いよいよ予選スタートです

 この大会のために運び込まれた丸太のセクション2 木製パレットセクション3 木製の電圧コイルセクション4を使って予選が行われます。この予選では12名中6名の決勝進出が確定します。

 また選手と同じウエアを着ている人が近くにいますが、こちらの方は「アシスタント」と言います。

 走行時の経過時間を伝えたり、ラインを見たり、万が一転倒した時に、ライダーの身に危険が及ぶときはバイクを支えるなど、二人三脚で戦う頼もしい味方なのです。

敗者復活戦もあり!

 予選で勝ち上がった6名のうち2名が決勝進出、4名は予選敗退となります。そう、全てのライダーが決勝セクションを走るのではないのです……。いつもならば声援を送りたいところですが、今回はぐっと我慢して応援するライダーを心から祈るしかありません。

 基本的には普段のレース(全日本トライアル選手権)では、1つのセクションに対しての制限時間はありますが、速さは求められません。しかしこの予選並びに予選を決めるセクションは速さと正確さを求められるので、いつもより難しかったのではないかな? と思いました。

決勝レースの結果は!?

 決勝レースではセクション2・3・4→折返して5・6・7の計6つのセクションを走り、勝敗を決めます。

 決勝セクションの制限時間は1人6分で、トータルの点数が最も低い選手が優勝となります。(制限時間超過の場合は、1分超えるごとに1点減点)

 予選と同じ場所を走るの? と思われるでしょうが、決勝では選手の走るラインが変わります。ここを走ってくださいねと決められている「セクションマーカー」の置かれる場所が予選と変わり、グッと難易度が上がるのです。しかも実際のレース(全日本トライアルなど)と同じく、トライアルは「試走」が出来ません。

 下見の時間にじっくりと「自分の足」で歩いて感覚を確かめ、ラインを考えます。またこの日は予想外の天候で、急に寒くなったり、小雨が降ったりと選手にとって、非常に大変なレースだったと思います。

岸田彩美さんオススメの見どころが決勝セクション7の丸太セクション ゴツゴツ・いぼいぼした大木。多くのライダーが転倒していました

 ちなみに個人的には決勝セクション7の丸太セクション ゴツゴツ・いぼいぼした大木が一番の見所でした。どうすればバイクで昇れるんだろうと思いませんか?? 実際多くのライダーが苦戦し、転倒するライダーも続出でした。

 しかし、見事優勝を決めた小川友幸選手は華麗にクリア。今年の全日本トライアル選手権でもシリーズチャンピオンを獲得し10連覇を達成、City Trial Japan 2020 in OSAKAでも優勝と最高のシーズンの締めくくりとなりました。

 またレース以外にも、キッチンカーEXPOや、ヨツバモトのお子様向け電動バイク体験、トライアル体験、メーカー各種出展ブースなどなど、コロナ禍の前のようなイベントの空間があって、純粋に嬉しかったです。

City Trial Japan 2020 in OSAKAではレース以外にもキッチンカーEXPOや、ヨツバモトのお子様向け電動バイク体験なども開催されました

 きっとこの日を迎えるにあたり、想像が出来ないほどの苦労、困難があったと思いますが、藤原選手に「大変お疲れさまでした」と言いたいです。そしてコロナ禍の中、開催をしてくれたことを一人のトライアルファンとして感謝しています。関係者の方々、選手、アシスタント……本当に皆様ありがとうございました。

「いつか関東でも開催したい!」と実行委員長の言葉にあったので、その日を心から楽しみにしています!!

【了】

【画像】『City Trial Japan 2020 in OSAKA』の様子を見る(13枚)

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Writer: 岸田彩美

食べる事とインコが大好き。愛称:あやみん。2011年駒澤大学準ミスグランプリを取得後、ツインリンクもてぎのイメージガール、ツインリンクもてぎエンジェルを務めた。任期中に様々なバイクの楽しみ方に出会いその魅力に心を奪われた。トライアルデモンストレーション、MotoGP 日本グランプリでステージMCなどバイクのイベント出演や司会も務める。

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