ダカールラリー第8ステージは、ホンダとKTMの争いが激化!

ダカールラリー第8ステージは、Monster Energy Honda Teamのホセ・イグナシオ・コルネホ選手が堅実な走りでステージ優勝を飾り総合首位も守り抜きました。

ホンダ勢とKTM勢が上位独占した第8ステージ

 ダカールラリー第8ステージは、Monster Energy Honda Teamのホセ・イグナシオ・コルネホ選手がステージ優勝し、総合順位もトップをキープしました。2位にはRed Bull KTM Factory Teamのトビー・プライス選手、3位に前日トップでゴールしたリッキー・ブラベック選手が表彰台を獲得しています。

第8ステージで優勝したMonster Energy Honda Teamのホセ・イグナシオ・コルネホ選手

 マラソンステージ後半の第8ステージは、375kmのスペシャルステージ(以下:SS)が設定されており、硬いグラベルと砂の多い走路を走り、熱く強い風が吹くネオムのビバークへと向かいます。

 ホセ・イグナシオ・コルネホ選手は、すばらしいスタートを切り、ナビゲーションでも優れたパフォーマンスを見せ、前日の勝者であるチームメートのリッキー・ブラベック選手に追いつくと、2人はほかのライダーを圧倒するペースで道を切り開きながら、SS終了地点まで進みます。最後はホセ・イグナシオ・コルネホ選手が勝利を手にし、2位につけるトビー・プライス選手との差を1分以上に広げ、総合順位トップを維持しています。

■ホセ・イグナシオ・コルネオ選手(第8ステージ:1位)

Monster Energy Honda Team ホセ・イグナシオ・コルネオ選手

 チームメートのリッキー(ブラベック)の後ろ2番手からスタートしましたが、彼に追いつくのはタフな道のりでした。リッキーは速いスピードで道を開いていき、追いついてからはいいペースで共に開いていけました。彼は本当にすばらしい活躍を見せてくれました。優勝をすることよりも、はるか後方にいたほかのライダーたちを把握しながら走行することが困難でした。このステージをもって、総合順位では2番手につけるライダーとの差を少し広げることができましたが、その差はとても僅差なので油断できません。明日の第9ステージでもタイムロスは極力少なく、道をうまく開きながら、いい結果を目指して戦います。

■リッキー・ブラベック選手(第8ステージ:3位)

Monster Energy Honda Team リッキー・ブラベック選手

 マラソンステージの後半となった今日も、昨日に引き続き、いい結果を出すことができました。ステージを通して道を開いていくことができました。ナチョ(コルネホ)が229kmの給油所で追いつき、以降に続いた115kmのスペシャルステージ後半をナチョと共にいいチームワークで道を開きながら速いスピードで走行することができました。昨日のステージもいい結果で終えることができましたが、今日トップから道を開いていくことが少し不安ではありました。ダカールラリー前半戦の先週、もっと速さと集中力があればと後悔しています。それぐらい、今の僕たちのほうが力強く戦えていると感じています。しかし、ダカールラリーはまだ4日残っています。

 昨年のダカールラリーでは、同じ場所で行われたステージがカギとなり総合優勝を果たすことができました。今年もどこかでタイムを巻き返すことができるよう願っています。あと4日もあるのだから、何がどう変わるか分かりません。全員がユーズドのタイヤを装着しているので、タイヤカットが要となるでしょう。マシンも、ライダーたちも疲労していて距離を数字で見るとまだまだ先のように思えますが、「終わり」はすぐそこまで見えているので、最後まで全力で戦います。残り4日を集中して最大限にプッシュしていきます。

■ケビン・ベナバイズ選手(第8ステージ:5位)

Monster Energy Honda Team ケビン・ベナバイズ選手

 マラソンステージ後半となった今日は後方からスタートとなりましたが、マシンを労りながら走行し、いいポジションで終えることができました。昨日の第7ステージは途中まで優勝を狙える戦いができていたのですが、終盤で10分ほどロスをしてしまったので、今日はそのロスを巻き返すべくプッシュして走行しました。今日のステージはスピードの高いステージでしたが、特別変わったことはありませんでした。正直、個人的にはこのスピード域が高く、ひび割れた地形で行われた2日間のマラソンステージは、あまり得意ではありませんでした。なによりもマシンが無事であることに安心しています。ダカールラリーの最後4日間で最高の結果を出せるように、引き続き集中して戦っていきます。

■ホアン・バレダ選手(第8ステージ:6位)

Monster Energy Honda Team ホアン・バレダ選手

 マラソンステージ後半の今日は、とても難しいステージでした。岩がたくさんあり、実際とても危険な道のりでした。昨日フロントホイールに強い打撃を受けてしまったので、今日は注意深く進んでいこうと決めていました。給油所で前方とのギャップがそうないことに気づき、安定したペースをキープしながら走行を進めていきました。ハビエル・デ・ソルトレート(ハスクバーナ)が転倒するのを目の前で見てしまい、一瞬集中が途切れてしまったため、そこから数km先で少しタイムロスをしてしまいました。

 明日のステージはトップ勢の後ろからスタートできる好位置となったため、今日の結果は悪くない結果だと思います。ロスしたタイムを巻き返せるよう、明日も戦います。

※ ※ ※

 第9ステージは、総距離579kmのネオムからスタートしネオムへ戻る2回目のループステージです。

【了】

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