大型商業施設に日本最高峰のカスタムバイク登場 “CUSTOM WORLD JAPAN in HIROSHIMA”が広島「パセーラ」で開催
世界にも名を轟かせる日本のカスタムバイクビルダーの作品展示イベントが、広島の大型商業施設「パセーラ」で開催されています。どのような催しなのでしょうか。
コロナ禍時代におけるひとつの提案
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大防止の為、様々なカスタムショーやイベントが中止、もしくは延期され、今もなお予断を許さない状況が続いていますが、ではイベントや外出によって感染が拡大する理由は一体何でしょうか。現在、国からの発表や多くの報道で“会話による飛沫の拡散”や“接触”が新型コロナウイルスの感染拡大の主な原因であると云われているのですが、逆説的に考えるとそうした部分に該当しないイベントなら開催可能といえる状況かもしれません。

たとえば換気が行き届かない場所で人が密集するインドアのイベントは、まだまだ開催が難しいのかもしれませんが、密を避けることを前提で、静かにゆっくりと美術館で作品を眺めるような催しなら、感染拡大の防止に留意すれば個人的にはアリなようにも思います。
無論、日々の経済活動と感染拡大の防止という相反する項目を両立する難しさは重々承知するところなのですが、現実として今はスーパーやデパートでの買い物までが制限されているわけではありません。そうしたことを踏まえると広島県広島市中区にある“パセーラ”で開催されている“CUSTOM WORLD JAPAN in HIROSHIMA”は今の時代に沿ったひとつの提案のような気がします。
3回目の開催は日本のトップビルダーによる作品が集結
昨年の6月と8月に広島の平和モーターサイクルが製作したカスタムバイクを並べ、開催された同催しは、以前に当サイト(バイクのニュース)でご紹介させて頂いたとおり、いわば「買い物ついで」のお客さんが普段、目にすることがない車両を眺めるイベントだったのですが、第3回となる今回は今までと趣を変え、日本のトップビルダーたちの作品が一堂に会すものです。

昨年は多くのカスタムショーが中止され、ビルダーサイドは作品を披露する場が無くなり、お客さん側は夢のようなカスタムバイクを眺める場が無くなり……といった状況だったのですが、広島近郊の方にとって今回の“CUSTOM WORLD JAPAN in HIROSHIMA”は極上のカスタムマシンを眺める絶好の機会といえるでしょう。
参加ショップは現在、カリフォルニアに拠点を置き、世界的に活躍するチャボエンジニアリングをはじめ、地元広島の平和モーターサイクルに東京のチェリーズカンパニー、滋賀のカスタムワークスゾンや神奈川のヒデモーターサイクル、山梨の46ワークスや東京多摩市のウェッジモーターサイクルなど、まさに日本最高峰といえるカスタムショップが集結。極上のマシンが披露されています。

ちなみにCUSTOM WORLD JAPAN in HIROSHIMAにカスタムバイクを展示したショップは、2014年からスタートしたドイツのバイクブランド「BMW Motorrad」が主導となり、プロモーションの一環としてカスタムを製作した“CUSTOM PROJECT”で選ばれたビルダーたちが中心となっているのですが、やはり技術やセンス、実績は繰り返しを承知で言わせて貰えれば皆さん掛け値なしに日本のトップレベル。
つまりこの催しには世界規模で見ても注目を集めるショップの作品が展示されているのですが、それらが“カスタム”に興味のないであろう一般層が多く訪れる大型商業施設であるパセーラで無料展示されていることは中々に意義深いことでしょう。
以前に“HEIWA CUSTOM WORLD”をご紹介させて頂いた時にも書かせて頂きましたが、どちらかというとマニアックな世界である“カスタムバイク”というものの存在を広く一般層にアピールする機会はやはり貴重です。
現在は新型コロナウイルスの感染が拡大し、首都圏を中心に各地で緊急事態宣言が出されている状況ですが、この“CUSTOM WORLD JAPAN in HIROSHIMA”は2月14日までの間、広島市中区基町のパセーラ2Fにて開催されていますので、出来るだけ“密”を避けたタイミングでお買い物ついでに眺めてみては如何でしょうか。
【了】
Writer: 渡辺まこと
ハーレーや国産バイクなど、様々な車両をベースにアメリカン・テイストのカスタムを施した「CHOPPER」(チョッパー)をメインに扱う雑誌「CHOPPER Journal」(チョッパージャーナル)編集長。カスタム車に限らず、幅広いバイクに対して深い知識を持つベテラン編集者。















