ヤマハ「ツーリングセローファイナルエディション」で、親子でキャンプツーリングへ出かけてみました!

旅バイクとして人気のヤマハ「セロー250」が、2020年のファイナルエディションをもって惜しまれながらも国内販売終了となりました。そこで、アクセサリーパッケージ「ツーリングセロー」で親子キャンプへ行ってみました。

街乗りから林道、高速道路まで1台でこなせる旅バイク、セロー250がファイナルに!

 2020年で国内販売終了となったヤマハのセロー250は、林道から公道まで幅広いシーンで走る楽しさを追求。優れた足つき性と素直なハンドリング、扱いやすいエンジンが魅力で、1985年に初代の225ccモデルが登場して以来、旅バイクとして高い人気を誇ったロングセラーモデルです。

過去にもヤマハ「セロー」で親子キャンプツーリングに出掛けている筆者(守田二草)。思い出深い一台です

 ファイナルエディションは、249ccの空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒エンジンを搭載。O2フィードバック制御のFI(フューエルインジェクション)を採用し、蒸発ガソリンの外気への排出を低減するキャニスターを装備し、時代の変化に対応しながら受け継がれ続けてきましたが、新しい排ガス規制やABS義務化などが要因となってついに生産終了。絶版を惜しむファンが多く存在します。

 私もそんなセローに思い入れを持つ一人で、娘が幼い頃、親子でタンデム(二人乗り)して海や山にキャンプツーリングに出かけたことがあります。たくさんの思い出のつまったモデルなのです。そこで、今回はファイナルエディションの「ツーリングセロー」に娘とタンデムしてキャンプに行くことにしました!

 とはいえ、日々の仕事や家事、育児やらなんやらかんやらで忙しく、野外のテント泊は少々敷居がお高いので、手軽にアウトドアが楽しめるという埼玉県長瀞市の「フォレストサンズ長瀞」へ行くことに決定! 1泊2日のショートトリップに出かけてみました。

積載力のあるツーリングセローなら、二人乗りしても旅の荷物も大丈夫

 今回タンデムするツーリングセローは、優れた積載性と機能性を高める装備をプラスしたアクセサリーパッケージ。ワイズギアのアドベンチャースクリーン、ハンドルガード、アドベンチャーリアキャリア、アルミアンダーガードを装着しているので使い勝手がよさそうです。

ヤマハ「セロー250ファイナルエディション」ツーリング仕様(ツーリング・セロー)。使い勝手に優れたパッケージが備えられています

 まずは旅の荷物をバンジーコードで固定します。重量3.8kg、最大積載量6.5kgの大型リアキャリアが装備されています。パッセンジャーの座るスペースを確保したまま、荷物を積載することができちゃうのです。リアキャリアはクラブバーにもなっていて、パッセンジャーが握りやすくなっています。

 ちなみに小学生低学年の頃は、娘が居眠りをして落下しないように、おんぶ紐タイプのタンデムベルトで背負うようにつないでいましたが、今ではちゃんと「休憩したい」としっかり伝えてくれるようになったので、もうその必要もなくなってすっかり楽になりました。

 娘と一緒にまたがってみると、身長158cmの私で両足のつま先がしっかり接地し、かかとが少し浮く程度の足つき。ハンドルは両腕にゆとりができるくらいの位置で、操作しやすいライディングポジションです。ハンドルの切れ角が左右51度と大きくて安定感もあるので、小回りや取り回しも楽チンです。セローのバツグンの扱いやすさを実感します。

混雑する都内を抜けて高速道路を走り、長瀞のキャンプ場を目指す。

 東京ぐるりと走る幹線道路、環状7号線を走って、関越自動車道の練馬インターを目指します。ファイナルエディションは249ccの空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒エンジンを搭載。軽くて扱いやすい車体と、中低速域で発揮するトルクフルな加速が楽しく、タンデムでもスイスイと軽快に走れちゃいます。

ヤマハ「セロー250ファイナルエディション」。中低速域で発揮するトルクフルな加速が楽しく、タンデムでもスイスイと軽快に走れます

 私は親子でタンデムする場合、高速道路では80km/h巡航くらいにしています。交通の流れに乗りつつパッセンジャー(同乗者)への負担が少なく、気持ちよく走れるので、私たち親子にとってはちょうどいいスピードです。

 途中、サービスエリアやパーキングエリアに立ち寄って、小まめに休憩をとりながら足を進めます。その地域ならではの軽食やお土産を見るのも楽しみで、何気ない会話と笑顔が自然に増えます。ライダーもパッセンジャーもお互いに疲労を溜めないように、速度と時間、心にゆとりを持って安全運転を心がけることが必要だと思います。

ソロやバイク仲間とのツーリングでは味わえない、タンデムツーリングの楽しさを実感!

 関越自動車道の花園インターを下車。そこから国道140号線を長瀞方面へ向かいます。賑やかな街中を通り過ぎると、秩父鉄道線と並んで走るのどかな風景が続きます。東京から2時間弱ですっかり旅気分。ほどよい厚さと硬さがあるダブルシートのおかげもあって快適に楽しく走れます。

 エンジンは中低速域でトルクフルかつ扱いやすい加速を発揮。タンデムでもパワー不足を感じることなく、スロットルを開けるとスムーズに加速。ゆるやかな勾配やコーナーが続く里山の一般道でその威力を体感できます。ちょっと道に迷っても、ハンドルの切れ角があるので、タンデムしたままでUターンするのも楽チンです。

 フロントサスペンションはゆとりある225mmのストロークで、リアサスペンションは軽量アルミ製シリンダーのボトムリンク式で180mmのストローク。ちょっとしたデコボコのある悪路くらいならタンデムでも乗り切れちゃいます。シートが低いので、足でフォローできる安心感もあります。長瀞周辺は舗装、未舗装の林道があり、ピクニックがてらに寄り道してもいいかも。セローのバツグンの扱いやすさが、もうちょっとの冒険も可能にしてくれそうです。

ヤマハ「セロー250ファイナルエディション」で訪れた「フォレストサンズ長瀞」。いい雰囲気で気分もアガります

 こうして、夕方近くになって「フォレストサンズ長瀞」に到着。トラベルトレーラーとコテージ、テントサイトがあります。なぜかアウトドアで楽をすると、手抜きをしてしまったような罪悪感があったりしますが、子連れの場合は安全第一! きちんと管理人がいて、携帯電話の電波が入る場所でキャンプするのがオススメです。今回は手軽に旅気分が味わえるトラベルトレーラーでお泊まり。アメリカのロードムービーに出てくるような雰囲気で気分がアガります(笑)。

 予約制のバーベキューメニューも事前にお願いしていたので、荷ほどきをしたら早めの夕食です。最近は娘も成長して親子の会話もすっかり減ってしまい、すれ違うことも多かったのですが、自然と会話が増えて信頼関係が深まったような気がします。

 そうして迎えた2日目の朝。明け方に少し雨が降ったようですが、チェックアウトの時間には回復して曇り。出発の身支度を整えます。タンデムする準備も絶妙なコンビネーションで、お互いに素早くできるようになりました。

 そこで「とっておきの秘密の場所があるんだけど、帰りに寄り道してピクニックしていかない?」と娘に提案。地元のバイク乗りに教えてもらったオススメの穴場スポットがあるのです。秘密の場所とは大げさだけど、オンナのコはヒミツやサプライズという演出が大好きなのです(笑)。

 結果、目を輝かせて大喜びする娘。楽しんでいる様子の娘を見ると私もうれしい。大切な人とのタンデムツーリングはソロやバイク仲間とツーリングする楽しさとは別の醍醐味があります。ツーリングセローのおかげで楽しい親子の時間を過ごすことができました。

【了】

【画像】ヤマハ「セロー250」でいくツーリングを画像で見る(7枚)

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