バイクの実際年間維持費はどれくらいかかるのか?

これからバイクを購入しようと検討する際、費用の他に心配なのはバイクにかかる維持費です。また、現在保有しているバイクと排気量の違うものを新たに購入しようと思うと、どのくらい年間で維持費が変わるのかも気になります。排気量により維持費の金額はどのくらい変わってくるのでしょうか?

バイクにかかる維持費には何がある?

 バイク購入を検討する際には、バイクの年間維持費がどれくらいかかるのか気になるのではないでしょうか。まず、バイクを所有するとなると、「軽自動車税」という税金を支払う必要が出てきます。軽自動車税は、毎年4月1日時点でバイクの所有者宛に納付通知書が届き、課税額は50cc~90cc以下は2000円、90cc超~125cc以下は2400円、125cc超~250cc以下は3600円、250cc超は一律6000円と、排気量によって金額が異なります。

排気量によって維持費の金額は変わります

 また、バイクを所有する際には自動的に「自動車賠償責任保険(自賠責保険)」に加入することが必要です。この保険では、排気量と契約期間によって金額が変わり、長期で契約した方が年間の維持費として負担が抑えられます。

 例えば125cc以下では、契約期間により12ヶ月で契約すると7060円、60ヶ月で契約すると2876円(1万4380円)になります。また、125cc超~250cc以下では、12ヶ月だと7670円、60ヶ月だと3466円(1万7330円)になります。250cc以下の場合では、最短12ヶ月から最長60ヶ月の保険加入契約があり、加入期間を選ぶことができます。

 一方で250cc以上のバイクの保険加入契約については、最短は同じく12ヶ月ですが最長が37ヶ月までとなり、契約期間別で年換算した金額の幅は12ヶ月では8290円、37ヶ月だと4849円(1万4950円)となります。

 ほかにも、継続的にかかる費用として忘れてはならないのが「年間のガソリン代」です。ガソリン価格比較サイト「gogo.gs」の2021年2月末現在レギュラーガソリンの全国平均単価139.6円を参考に、年間走行距離約7300kmと仮定して排気量ごとおよその年間ガソリン代を計算して見ていきます。

 まず原付で平均燃費が50㎞/ℓと仮定すると、ガソリン使用量は年間約146リットル、計算すると年間2万円となります。中型バイク以上では燃費が40㎞/ℓを切るモデルも増え、平均燃費を40㎞/ℓとすると、ガソリン使用量は年間180~200リットルほど、計算すると年間2万5000~2万8000円となります。大型バイクでは燃費が30kmを切るものもあり、平均燃費20㎞/ℓ~30㎞/ℓとすると、ガソリン使用量は年間250~350リットルほど、計算すると年間3万5000~4万9000円と、ガソリン代の負担は排気量が上がるにつれ価格が大きくなっていきます。

 バイクを購入する前には、バイク本体代に加え税金や加入する保険、ガソリン代などの維持費についてもしっかりと視野に入れて考える必要があります。

ほかにもこんな費用が必要になることも!?排気量ごとの維持費モデル

 バイクはクルマと同様に車検に通す必要があり、250ccを超えるバイクでは初回新車登録後は3年、以後も2年に1回に検査を受けることとなります。そのため、250cc以上のバイク所有者は「車検の有無」が年間維持費にも大きく影響します。

車検の無いモデルは維持費用が抑えられますが、乗りたいバイクに乗ることがライダーの楽しみでもあります

 250cc以上のバイクにかかる車検の費用は、依頼する店舗や車両整備の有無により異なりますが、代行手数料、整備費用、部品代を含め4万円~5万円が相場となっています。その中には車検の際に支払う重量税も含まれており、金額は1900円、2300円、2500円と登録後に経過した年数によって異なります。

 一方で、125cc超250cc以下のバイクは、新車登録時に重量税4900円を納付しますが、以後の納付や車検は必要なく、125cc以下のバイクも道路運送車両法の規定により同様に検査を受ける必要はありません。そのため、250cc以下のバイクは燃費の面での優位性はもちろん車検が必要ないため、維持費をおさえて所有することができます。

 ただし、車検がないからといって点検を怠っていると突然の故障も起こりかねないため、日々のメンテナンスは欠かせません。また、バイクはバッテリーやエンジンオイル、冷却水などは定期的な交換が必要となり、タイヤやチェーンなどの消耗品の交換をすると、数万円単位での出費となるため注意が必要です。バイクは買って終わりではなく、長く使い続けるためにも日頃の管理が大切となってくるため、予期せぬ出費を生まないためにもメンテナンスを行うことは心がけましょう。

 ほかにも、住んでいる環境によって保管場所がない人はスペースを借りる費用も検討が必要です。最近ではバイク駐輪場も増えてきており、場所によって価格は異なりますが月額5000円から1万円ほどの賃料で借りることもできます。一方で、屋根がついていたりセキュリティ面が充実しているガレージやコンテナを借りたい場合には月額1万5000円~4万円ほどとやや高額となっています。

 バイクそのものにかかる費用はもちろん、自分の住んでいる環境に応じて必要になるものもあるため、見落としがないよう入念に確認しておくと良いでしょう。

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 バイクは買って終わりではなく、維持するには税金をはじめ保険や車検費用、メンテナンス代金などさまざまな維持費がかかります。バイクを購入する際には、必要となる維持費を計算して、資金を準備しておくことが大切でしょう。

【了】

【画像】バイクの年間維持費はいくらかかる?

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