バイクの寿命ってどれくらい? 寿命を伸ばすコツを解説

バイクにもいつかは寿命が来て動かなくなってしまう時が来ます。果たしてバイクの寿命はどれくらいなのでしょうか。また、大切なバイクに少しでも長く快適に乗り続けるためには、どういった点に気をつけておくべきなのでしょうか。

そもそもバイクの平均寿命はどれくらいなの?

 乗り物にはそれぞれ寿命がありますが、大体どれくらいか思いつかない人も多いと思います。バイクの場合、寿命は大体どれくらいなのでしょうか。

バイクを長く乗り続けるには日々のメンテナンスや保管方法も重要です

 日本自動車工業会の発表した「2011年度の二輪車使用年数データ」を見ると、全二輪車の平均使用年数は6.1年、もっとも短いのがオンロードタイプの251~400ccで平均使用年数が3.4年、もっとも長いものでビジネス50ccの平均使用年数7.1年という結果となっています。

 二輪車を手放した理由の中で最も多かったのは「故障して修理ができなくなった」という回答で、修理ができない理由として、「エンジンの焼き付きなど復旧ができない故障をしてしまった」「高額な修理費用がかかる」「メーカーからの交換用部品が供給されなくなった」などの回答が見られました。

 バイクメーカーの部品供給期限を見ると、PL法(製造物責任法)の第5条「消滅時効」第1項2号の「平均的な使用年数は7年、耐用年数を10年」と明記されています。しかし、現状特に決まった期間は定められておらず、各メーカーの自主努力によるものになり、実際売れ筋である個体かどうかも含め保有期間が短い場合も考えられるでしょう。

生産ごとに供給体制は異なり、部品によっては在庫切れになる恐れもあります

 ヤマハ発動機の場合では、「生産ごとに供給体制は異なり、部品によっては在庫切れになる恐れもある」と記載されています。交換できる部品が10年を超えると保有されているかどうかの確証もないため、故障した部品を都度交換していけばずっと同じバイクに乗り続けられるということは難しいと言えそうです。

 また、バイクの走行距離を目安にして寿命を考えた場合でも、一般的に原付や小型だと多くて3万キロ程度、2ストエンジンの場合は5万キロ程度、中型や大型バイクだと10万キロ程度が目安と言われており、排気量が小さければ小さいほどエンジンの回転数を上げる必要があるため、負担がかかり寿命は短くなる傾向にあります。

 バイクの寿命は、2スト・4ストの違いや、エンジンの大きさによっても異なりますが、小さなエンジンを高回転で使用するバイクは、20万キロと言われるクルマほどの耐久性は期待できません。故障時の修理費用が高すぎて買い直した方が早い状況なども出てくるため、安全に同じバイクにのれる期間の目安は最長10年と言えるでしょう。

バイクの寿命を延ばすために気をつけることとは

 バイクの寿命を延ばすためには、扱う上で日頃からいくつかのポイントに気をつけておくことが大切です。まず、乗らない期間が長くなると故障が起こりやすくなるため、毎日適度に走行することを心がけましょう。毎日動かすことで、潤滑油が切れたことにより起こる可動箇所の固着や、バッテリーの自然放電、見えない場所のサビによる悪影響を防ぐことにつながります。

本来必要としない急のつく激しい動きを伴う走り方は極力避けスムーズに走行しましょう

 次に、バイクの走行する際は急発進や急ブレーキなどは控えるようにしましょう。本来必要のない「急」のつく激しい動きを繰り返すことは、駆動部やエンジンだけでなく、フレームにも大きなダメージを与えてしまいます。

 フレームが歪んで全体のバランスを崩してしまうと、いくら部品を交換しても正しい状態に収まらず、完全に元の状態に戻らなくなってしまうこと場合もあります。こうした状態になってしまうと、精密機械であるバイクはあらゆる箇所で不具合を起こしやすくなるため、丁寧な運転をするよう意識することが大切です。

 そして最も必要不可欠なのは、日々の定期的なメンテナンスを怠らないことです。オイルや水・バッテリーなどの定期的な交換や、タイヤの空気圧など、こうした日常的な点検をしっかりと行っておくだけでもバイクは長持ちします。普段からこまめに車体をチェックしておき、異常を感じたらすぐにショップへ点検に出すことで、大きな故障を未然に防ぐことができます。

 ほかにも、バイクを保管する際には雨風の当たらない屋内での管理がおすすめです。バイクを構成する多くの部品は、金属・ゴム・プラスチックパーツのため、雨にあたるとサビができやすく、強風による飛来物での直接的なダメージや、転倒により車体が傷つくこともあります。長期的にみても経年劣化が早まり、修理が必要な故障につながるため、屋外で保管することは避けるべきでしょう。

※ ※ ※

 バイクにも寿命があるため、ずっと同じバイクに乗り続けるということは難しいでしょう。しかし、日頃のメンテナンスを心がけることで1日でも長く乗り続けることができます。バイクの寿命を長くするためにも、日頃のメンテナンスや丁寧な運転を心がけましょう。

【了】

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