Langen Motorcyclesの2ストエンジン搭載車「Two Stroke」登録完了でついに公道デビュー
イギリスのバイクブランド「Langen Motorcycle」が製造する2ストローク250ccエンジンを搭載車「Two Stroke」が英国のMSVA(Motorcycle Single Vehicle Approval)試験に合格し、公道での走行が可能となりました。改めてその特徴を振り返ってみましょう。
希少な2スト・ロードスポーツが検査に合格
イギリスのバイクブランド「Langen Motorcycle」が製造する2ストローク250ccエンジンを搭載車「Two Stroke」が英国のMSVA(Motorcycle Single Vehicle Approval)試験に合格し、公道での走行が可能となりました。

Langen Motorcyclesは、イギリスの「CCMモーターサイクルズ」のチーフデザインエンジニアとして画期的な軽量アドベンチャーバイク「GP450」や「CCMスピットファイアシリーズ」などのモデルを生み出してきたChristofer Ratcliffe氏(通称Langen氏)が2019年に立ち上げたバイクブランドです。
2020年7月に公開された「Two Stroke」は、75bhpを発揮するイタリア「Vins Motors」社製2ストローク249.5cc・Vツインエンジンを搭載したモデルで、トレリスフレームやカーボン製のパーツを採用することで車重114kgと軽量な仕上がりを実現しています。

2020年4月末には、新旧様々な車両によるヒルクライム・レースのほか、メーカーの新型車発表の場としても利用されているイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」でその姿を公開すると発表しましたが、イベント参加に先立ちChristofer Ratcliffe氏はTwo StrokeをMSVA試験にチャレンジ。構想から2年で見事に公道での走行が認められました。
MSVA合格に際し、Christofer Ratcliffe氏は「MSVAテストに合格したことは、我々にとって大きな前進であり、バイクのエンジニアリングに大きな進展があったことを意味します。現在、バイクの登録作業を行っており、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに出展するための最終的な準備をしていますが、その後、メディア向けのテストを行う予定です」とコメントしています。
昨今では珍しい存在である2ストローク・ロードスポーツがどのような走りを見せてくれるのか期待が高まります。
【了】