ヤマハ新型「TRACER9 GT」発売 「MT-09」をベースに開発した最新ツアラーが日本市場に登場
ヤマハは新型のスポーツツーリングモデル「TRACER9 GT(トレーサー・ナイン・ジー・ティー)ABS」を発売します。すでに欧州市場に導入されている新型車の特徴を改めて振り返ってみましょう。
専用チューニングを施した軽量な新型フレームを採用
ヤマハは新型のスポーツツーリングモデル「TRACER9 GT(トレーサー・ナイン・ジー・ティー)ABS」(以下:トレーサー9)を7月28日に発売します。

トレーサー900の後継機種となるトレーサー9は、“Multirole fighter of the Motorcycle”をコンセプトに開発されたモデルで、スポーツ性能とツーリングなど多用途に使える実用機能を磨きながら、軽量化技術を織り込み、同クラス最軽量級の車両重量(220kg)を実現しています。
新型のMT-09と同じく排気量888ccのトルクフルなエンジンを搭載するトレーサー9では、軽量CFアルミダイキャスト製の新フレームと専用リアフレームおよびリアアーム、独自のSPINFORGED WHEEL(スピンフォージド ホイール)技術による軽量アルミホイールを採用。

フレームにおいてはMT-09をベースに専用チューニングを施すことで、スポーツツアラーとして最適化が図られています。
また、機動性と機能性を表現したスタイリングを備えたトレーサー9では、スクリーン、フロントカウル、ブラッシュガードなど最適なウインドプロテクションのための機構をコンパクトにまとめ、専用設計した灯火器を採用。

車速約5km/h以上で、バンク角が7度を超えると点灯する新作コーナリングランプも搭載されています。
そのほか、トレーサー900よりも40mm低いシート高810mmに抑えることで疲れにくいライディングポジションを実現したトレーサーの価格(消費税10%込)は145万2000円で、車体色はシルバー、レッド、マットグリーニッシュグレーの3色展開となっています。
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