まるで食のテーマパーク!? 道の駅「川場田園プラザ」に立ち寄ったら、一回では足りなかった
ツーリング中、気軽に立ち寄れる休憩施設としておなじみの「道の駅」は、規模や内容などさまざまな特徴があります。今回は群馬県川場村にある「川場田園プラザ」をバイクで訪ね、その魅力を探ってきました。
豊富に揃う食のラインナップ、何度も足を運びたくなる
バイクでツーリング中、気軽に立ち寄れる休憩施設としておなじみなのが「道の駅」です。規模や内容などさまざまな特徴があり、最近では単なる休憩ではなく、食事や温泉、自然に癒される場所など、魅力的な施設が充実した道の駅も増えてきました。今回はその中から、群馬県川場村にある「道の駅 川場田園プラザ」をバイクで訪ね、その魅力を探ってきました。

道の駅「川場田園プラザ」は、関越自動車道沼田インターチェンジの北東、バイクで10分ほどの場所にあります。インターを出たら国道120号を日光・尾瀬方面に少し走って、下久屋町交差点を左折します。そのあとは県道64号を走ればほどなく到着するので、迷う心配はないでしょう。
川場村は武尊山の南麓に広がる自然豊かな土地で、村内には「薄根川」「桜川」「溝又川」など多くの川が流れており、地名の由来になったとも言われています。水が豊かなため昔から農業が盛んで、村のあちこちに多くの田んぼや果樹園が広がり、これぞ日本の原風景と言わんばかりの、ノスタルジックな光景が見られます。
そんな素敵な風景の中にある道の駅「川場田園プラザ」は、数多くの道の駅人気ランキングでも上位に名を連ねています。その人気の秘密はどこにあるのでしょうか。

到着してまず驚いたのが、敷地の広さです。道の駅の中には、こぢんまりした建物ひとつと乗用車10数台ほどの駐車場、といった施設もありますが、この「川場田園プラザ」は駐車場だけで5つ、乗用車850台以上の収容力があり、もちろんバイク専用の駐車スペースも用意されています。敷地は55000平方メートルと、ちょっとしたローカル遊園地ぐらいの広さを持っています。ゆとりある空間の中に緑の広場や池があり、訪れる人が多くても余裕がある印象です。
広大な敷地の中には建屋が点在しており、そのほとんどが飲食店です。しかも地元の食材を活かしたお店ばかりなのです。どんなお店があるかというと……地粉と手打ちが自慢のそば処、特製スープと地場産野菜をふんだんに使ったラーメン店、自家製ソースにこだわった生パスタ専門店、地元野菜やオリジナルハム・ソーセージを使った石窯のピザハウス、川場村産のコシヒカリ「雪ほたか」を使ったおにぎり専門店、本場ドイツで修業した職人が作るハム・ソーセージが味わえるミート工房、地元素材を活かしたベーカリー、川場産の果物を使ったソフトクリームが食べられる専門店、地元で育てられた牛の生乳から一切添加物を使わずに作るヨーグルトの工房などなど、ざっと列記しただけでもため息が出るようなラインナップです。

さて、その中でも人気でライダーにもおすすめなのが、ミート工房で食べられる「ライブの山賊焼」です。これはドイツ仕込みの本格的な手作りソーセージ3種と、ハム・ベーコンをその場で焼いて盛り合わせにしたもので、約220グラムとボリュームたっぷりなのに、540円とリーズナブル。熱々でプリップリ食感のソーセージに、自家製マスタードを添えてハフハフと頬張れば、満足感とともにツーリングの疲れも吹っ飛びます。
ちなみに筆者(野岸“ねぎ”泰之)は、ほかにも焼きたてのピザや蕎麦、ソフトクリームなどを食べたことがありますが、どれもレベルが高く、美味しいと感じました。食堂がひとつしかない道の駅も少なくないですが、ここは「食のテーマパーク」と言えるほどバラエティに富んでいます。ゆくゆくは飲食店をすべて制覇するぞ……という願望をつい抱いてしまい、何度も足を運びたくなるのです。それが道の駅「川場田園プラザ」人気の理由のひとつなのかもしれません。

施設内には飲食店だけでなく、陶芸や工作を体験できる教室や、ブルーベリーの無料摘み取り体験ができる公園、多くの遊具があり、家族で楽しめるプレイゾーンなどもあります。少し歩けば、日帰り温泉施設や蒸気機関車を眺めながら本格的な料理を味わえるレストランとホテルもあり、まさに至れり尽くせりです。
ツーリング時の休憩ポイントとしてだけでなく、ここを目的地に訪れてもいい、そう思わせてくれる魅力がたくさん詰まった施設だと感じました。
■道の駅「川場田園プラザ」
所在地:群馬県利根郡川場村大字萩室385
【了】
Writer: 野岸“ねぎ”泰之(ライター)
30年以上バイク雑誌等に執筆しているフリーライター。ツーリング記事を中心に、近年はWebメディアで新車インプレッションやアイテムレビューも多数執筆。バイクツーリング&アウトドアを楽しむ『HUB倶楽部』運営メンバーの1人。全都道府県をバイクで走破しており、オーストラリア、タイ、中国など海外でのツーリング経験も持つ。バイクはスペックよりも実際の使い勝手や公道での走りが気になるキャンプツーリング好き。












