原付免許で普通二輪を運転すると何罪? 無免許運転の種類を徹底解説

原付免許しか持っていない人が、公道で普通二輪車を運転してしまった場合、交通違反となりますが、いったいどのような違反にあたるのでしょうか。

無免許運転にも種類がある

 普段、原付バイクに乗っていると、排気量が違うだけで運転方法はほぼ同じである普通二輪車も運転できるのではと考えてしまうこともあるでしょう。しかし、当然のことながら、原付免許しか持っていない人が普通二輪を運転してしまったら、れっきとした道路交通法違反となります。では、具体的にどのような違反にあたるのでしょうか。

AT限定普通二輪免許でMT仕様の400㏄バイクを運転した場合は、免許条件違反に該当します

 まず、原付免許で乗れるバイクは、エンジン排気量50㏄以下(電動の場合は定格出力0.6kW以下)のモデルです。そのため、原付免許しか持っていない人が普通二輪で公道を走ってしまうと「無免許運転」に該当。検挙されると、一発で免許取り消しとなる可能性があります。

 無免許運転といっても、状況によってそれぞれ呼び名が変わり、「純無免」、「免許外運転」、「停止中無免」、「取り消し無免」の4種類が存在。まず、ひとつ目の純無免は、運転免許をひとつも取得していないにもかかわらず、クルマやバイク、トラックなどを運転することです。

 ふたつ目の免許外運転は、今回のケースのように、原付免許で普通二輪を運転した場合や、普通免許しか取得していないにもかかわらず、バスや大型トラックを運転することを指します。

 そして3つ目の、取り消し無免は、以前持っていた運転免許が行政処分で取り消しになった人が、免許を再取得する前にクルマやバイクを運転した場合。4つ目の停止中無免は、行政処分で免許停止となっている期間中、または免許の有効期限が切れた状態で運転をすることです。

 ここで気をつけたいポイントは、無免許運転と勘違いされがちな、「免許条件違反」も存在するという点。免許条件違反は、運転免許自体は持っているものの、免許で指定された乗り物以外を運転した場合の違反を指します。

AT限定普通二輪免許でMT仕様の400㏄バイクを運転すると免許条件違反になります

 例えば、AT限定普通二輪免許でMT仕様の400㏄バイクを運転した場合は、免許条件違反に該当。また、運転する条件として、メガネやコンタクトレンズの装着義務がありながら、裸眼で運転した場合も免許条件違反に該当するため、注意してください。

他にもある!無免許運転の種類

 その他にも、名前は似ていても、まったく意味が異なる違反として、「免許不携帯」が挙げられます。この場合は、免許を取得しているものの、自宅などに免許証を保管しているなど、運転中に所持してない場合が該当します。

 ひとことで「免許を持っていない」といっても、それぞれ意味が異なるため、間違った受け取り方をしないように注意してください。もちろん、検挙された際の罰則も異なります。

「免許不携帯」は、宅などに免許証を保管しているなど、運転中に所持してない場合が該当します

 まず、無免許運転の罰則としては、違反点数25点、3年以下の懲役または50万円以下の罰金という刑事罰が科される可能性があります。加えて、違反点数が15点を超えるため、免許取り消し処分となるでしょう。また、無免許運転で検挙された場合は、前歴がなくても運転をした日から2年間は欠格期間となり、運転免許を取得することができません。

 そして、免許条件違反の罰則は違反点数2点、反則金6000円。免許不携帯の場合に違反点数は無く、反則金は3000円となります。

 これらの決まりにより、原付免許で普通二輪を運転した場合は免許外運転に該当。道路交通法上の無免許運転として、違反点数25点、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられることになります。

 このように無免許運転は、非常に重い罰則であることに加え危険なため、自身や周囲の人を守るためにも、絶対におこなってはいけない行為です。
 
 また、「免許を持っていない人」だけが、無免許運転に該当するわけではありません。更新のし忘れなどで免許が失効してしまった人は、いくら問題なく運転する技術があったとしても、無免許運転に該当するため、自身の免許の期限は、常に確認しておくようにしましょう。

【了】

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