放置自転車をシェアサイクル化! 大学生たちによるSDGsへの挑戦がスタート

株式会社ツナググループ・ホールディングスは2021年12月14日に、大阪大学、千葉大学、一橋大学のキャンパス内シェアサイクル「COGOO」を運営する学生と共に、おもに卒業生が放置していく自転車をシェアサイクルに転用する取り組みを開始したと発表しました。

大学生たちによるSDGsへの挑戦

 大阪大学、千葉大学、一橋大学のキャンパス内シェアサイクル「COGOO(コグー)」を運営する学生と株式会社ツナググループ・ホールディングスが、おもに卒業生が放置していく自転車をシェアサイクルに転用する取り組みをスタートさせました。

「COGOO(コグー)」を運営する学生と株式会社ツナググループ・ホールディングスが行うシェアサイクルのイメージ
「COGOO(コグー)」を運営する学生と株式会社ツナググループ・ホールディングスが行うシェアサイクルのイメージ

 同社は、大学で毎年発生する卒業生の放置自転車およびその廃棄処理を社会課題と捉え、大学生が無料で使えるシェアサイクルの提供を通じ、全国の大学生メンバーと共にその解決に向けた取り組を実施してきた企業です。

 従来のシェアサイクルでは、運営側が用意する専用車両のみでサービスが展開されていますが、今般、さらなる課題解決に向け、放置される前に卒業予定者が所有している自転車を回収し、シェアに転用していく取り組みをスタートさせたといいます。

 取り組みの概略としては、まず卒業時に大学に放置される自転車をCOGOOが学生から回収し、シェアサイクルへと転用。自転車必須層(主にひとり暮らし)にリースで自転車を提供し、「所有」から「シェア利用」への移行を実現する流れです。

「COGOO(コグー)」を運営する学生と株式会社ツナググループ・ホールディングスが行うシェアサイクルのイメージ
「COGOO(コグー)」を運営する学生と株式会社ツナググループ・ホールディングスが行うシェアサイクルのイメージ

 同取り組みのメリットは以下のとおりです。

・放置車両が減り、景観や安全面の改善に寄与
・移動・費用の面で学生の役に立ち、キャンパスライフの質が向上
・大学が毎年の車両廃棄にかけるコストを削減
・SDGsの目標12「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」の達成に寄与
・身近な課題を学生自らが解決する「自走モデル」の提示
・モノを「シェア」し「大切に使う」考え方の伝播

 なお、対象となる大学は、現在COGOOを展開している一橋大学・千葉大学・大阪大学の3大学で、まずは一橋大学から取り組みに着手。じょじょに他全国の大学への展開も検討される方針です。

【画像】放置自転車シェアサイクル化計画のイメージを画像で見る(4枚)

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