バイクで通ったら突然頭上に現れる巨大な石造2連アーチ橋 大分県「若宮井路 笹無田石拱橋」が極めて美しかった

明治から大正時代にかけて、日本には近代化に向けた設備が数多くあります。大分県竹田市挾田(たけたしはさだ)には、約134ヘクタールの耕地に水を供給するための水路橋があり、平成8年(1996年)より登録有形文化財として保存されています。バイクで訪ねてみました。

見た目にも美しい石造アーチ橋、立派な佇まいに感動

 自然豊かな大分県の竹田市挟田(たけたしはさだ)には美しい水路橋「若宮井路 笹無田石拱橋(わかみやいろささむたせっこうきょう)」があると知り、バイクで訪ねてみました。

国道442号から少し外れたところに佇む「若宮井路 笹無田石拱橋」は、幾度かの改修を経て1917年(大正6年)に建てられた美しい石造アーチ橋
国道442号から少し外れたところに佇む「若宮井路 笹無田石拱橋」は、幾度かの改修を経て1917年(大正6年)に建てられた美しい石造アーチ橋

 国道442号をやや外れたところを走っていると、突如頭上を石造アーチ橋が跨いでいました。石造2連アーチ橋はいかにも明治の建造物といった雰囲気です。説明板には次のように書かれていました。

「若宮井路は、明治34年(1901年)に通水した。稲葉川(いなばがわ)に水の取り入れ口を設け、本渠(ほんきょ)延長20キロメートル、支渠(しきょ)・分渠(ぶんきょ)からなり、朝地町の役134ヘクタールの耕地に水を供給している。

 笹無田石拱橋は、当初は鉄管によるサイフォン方式であったが、明治36年(1903年)に腐食し決壊したため仮設木造橋の時代を経て、大正4年(1915年)に石拱橋に架けかえたが翌年に壊れ、6年(1917年)に再建された。

 石造2連アーチ橋で長さ59メートル、幅4メートルで道路と笹無田川をまたぐ巨大な橋として広く知られている。」

 早速バイクを降りて橋を下から眺め、また上からも眺めてみました。足元には注意が必要ですが、階段もあって上がることができました。

地域の重要な水路橋として大切に維持管理されており、現役で活用されていた
地域の重要な水路橋として大切に維持管理されており、現役で活用されていた

 この橋はいまでも豊かな水流があり、地元の朝地町土地改良区によって地域の重要な水路橋として大切に維持管理されているそうです。また、すぐ隣には肥後本線の鉄橋もあり、タイミングが合えば列車を入れた写真も撮れそうです。

 竹田市近郊には歴史ある水路橋や石造の橋が点在しており、「若宮井路 鏡石拱橋」や「山王橋」にも立ち寄ってみました。ほかにも数多くの石橋が残っているので、ツーリングで立ち寄って眺めてみるのも面白そうです。

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