【MotoGP第5戦ポルトガルGP】佐々木歩夢選手がMoto3クラスで今季2度目の表彰台を獲得
2022年4月24日、MotoGP第5戦ポルトガルGPの決勝レースがポルトガルのアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで行なわれ、Moto3ライダーの佐々木歩夢選手(ハスクバーナ)が3位表彰台を獲得しました。
今季2度目の表彰台、トップを走るもキープが難しいところ
MotoGP第5戦ポルトガルGPは金曜日、土曜日が天候に恵まれず、ほとんどウエットコンディションでの走行となりました。しかしMoto3クラスの決勝レースは、10分間のウオームアップ・セッションでドライコンディションを走ってレースを迎える状況となりました。

Moto3クラスに参戦する佐々木歩夢選手(ハスクバーナ)は、予選で10番グリッドを獲得し、4列目から決勝レースに挑みました。1周目こそややポジションを落としたもののジリジリとポジションを上げ、5周目には3番手付近に浮上し、表彰台争いを射程圏内にとらえます。
トップを走っていたのはセルジオ・ガルシア選手(ガスガス)で、ほぼ独走態勢を築いていました。しかし、レースが中盤に入ると佐々木選手を含むライダーがガルシア選手に追いつき、5人のライダーによる大混戦の優勝、表彰台争いとなります。

佐々木選手は残り2周でトップを走行していましたが、最終ラップに入るメインストレートから1コーナーでガルシア選手とジャウメ・マシア選手(KTM)にかわされて3番手に後退します。佐々木選手は優勝したガルシア選手に0.11秒差、2位のマシア選手に0.041秒差というわずかな差で、3位フィニッシュを果たしました。
決勝レース後の会見で「表彰台はいつも嬉しいです」と今季2度目の表彰台獲得について語った佐々木選手。ただ、複雑な気持ちもあったようで「ここでは優勝したかったので、ちょっとがっかりしています」とも。

「最終ラップの1コーナー進入でマシアにかわされて後退してしまいました。だから、表彰台を獲得するためにもう一度ポジションを上げることになったんです。それが今日僕にできる限界でした。最終ラップについては満足だけど、ちょっとがっかりです」
しかし、感じている手ごたえは確かで「でも、僕はウエットでもドライでも強かったし、これまでになく自信があります。次戦は今年の冬に素晴らしいテストができたヘレス。楽しみです」と頼もしいコメントを語っていました。

次戦の第6戦スペインGPは、5月1日にスペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで決勝レースが行なわれます。佐々木選手の連続表彰台、優勝争いに期待がかかります。
■Moto3クラスとは……
Moto3クラスは、4ストローク250cc単気筒エンジンのレーシングマシンで争われる。タイヤはダンロップのワンメイク。MotoGPクラス、Moto2クラス、Moto3クラスの中で最も年齢層が低く、Moto2クラス、MotoGPクラスへの昇格を目指す若いライダーたちがしのぎを削る。
Writer: 伊藤英里
モータースポーツジャーナリスト、ライター。主に二輪関連記事やレース記事を雑誌やウエブ媒体に寄稿している。小柄・ビギナーライダーに寄り添った二輪インプレッション記事を手掛けるほか、MotoGP、電動バイクレースMotoE取材に足を運ぶ。







