事前テストって一体何するの!? レーシングライダー大久保光のイタリア選手権テストレポート

レーシングライダーの大久保光選手が、CIVイタリア選手権の公式テストに参加。その様子をレポートしてくれました。

600㏄での初ムジェロサーキット

 皆さんこんにちは。私は現在、オーストリアでこの記事を書いています。

 私の泊まっているホテルのインターネット環境が非常に悪く、携帯電話の電波も繋がりにくいので、書いている場所はサーキット。レースウィークの木曜日は比較的時間があるので、その時間を使って原稿を書いてみました。

 オーストリアはイタリアとは違い比較的涼しい気候ですが、時々雨が降ったりするので天候の変化が心配です。そんななか、CIVイタリア選手権の2回目のテストをおこなったので、今回はその内容を書きたいと思います。

CIVイタリア選手権の公式テストに参加する大久保光選手
CIVイタリア選手権の公式テストに参加する大久保光選手

 今回は第2回目、2日間のテストがおこなわれました。

 サーキットはムジェロサーキットで、私自身MotoEでしか走ったことがない場所。もちろん、600ccのマシンで走るのは初めてです。やはりMotoEマシンと600ccのバイクでは、まったくフィーリングが違うので最初は戸惑いましたが、徐々に慣れていくことができました。

 今回はサスペンションのテストが主な内容。CIVのマシンにはbituboというメーカーのサスペンションが使われており、これは私自身も初めて使うサスペンションのため、フィーリングを確認しつつサスペンション担当者と話をしながらセットアップを進めていきました。

 レースで使用するZX-6Rは、コーナーリング中にチャタリングが止まらなくなることがよくあり、たびたび問題となります。

テスト中のピットの様子
テスト中のピットの様子

 そんなチャタリングの中でも、ライダー自身でコントロールできるものとコントロールできないものがあるのですが、今回のテストでもこの問題が発生し、いかにコントロールできるようなものに変えていけるのかが課題となりました。

 その課題をクリアするために、今回はbitubo様が様々な仕様のサスペンションを用意してくれたおかげで、メリットデメリットをそれぞれフィードバックすることができ、ラップタイム、アベレージタイムのアップを達成。

 最後までチャタリングの問題に悩まされていましたが、最後の走行でテストした仕様のサスペンションがチャタリングの問題を軽減してくれ、ライダーのフィーリングやロガーのデータとしても現れていたので、次回に向けて非常に良い内容を持ち帰ることができました。

 次のテストは9月5日、再びムジェロサーキットでおこなわれる予定。それまでに私自身も、もっとこのパッケージのバイクを理解していきたいと思います。

レース後はチームスタッフとバーベキュー
レース後はチームスタッフとバーベキュー

 話は変わりますが、テスト後サーキット内にあるバーベキュー場で、チームスタッフとバーベキューを楽しみました。このバーベキューの場所なのですが、サーキットを一望できるので、レースを観戦しながらバーベキューを楽しむことも可能。ここで、レース観戦もしてみたいなぁなんて思いながら、その時間を楽しみました。

 お肉もたくさん用意していただき、食べきれないほど(笑)。小さなチームですがアットホームな環境で、レースに向けても真剣なので私自身もチームのためにしっかり良い仕事をしてきたいと、改めて思いました。

【画像】CIVイタリア選手権の公式テストでムジェロサーキットを走る大久保光選手を画像で見る(10枚)

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