使い勝手抜群!積載量の多い原付二種ベスト5

当たり前のことではありますが、積載量が多ければ使い勝手が良いともいえます。では、2022年 8月現在、国内メーカーの原付二種で、積載量に優れた原付二種モデルには、どういった車種がラインナップしているのでしょうか。

積載量が多くて使いやすい!原付二種ベスト5

 一般的に、バイクは荷物を積むスペースが限られています。そのため、バイクに備え付けられた収納スペースが広ければ広いほど、使い勝手は格段に上がります。バイクの積載量を上げるには、リアボックスやサイドバッグを取り付けるといった方法もありますが、純正のままで積載量の多いバイクを選んでおけば、費用と手間を省くことができます。

原付二種スクーターのシート下収納スペースは、大容量の車種が多い
原付二種スクーターのシート下収納スペースは、大容量の車種が多い

 例えば、シート下の収納スペースは、バイクに乗るのに必須となるヘルメットを入れられるので非常に重宝します。ヘルメットはかさばりやすいので、持ち歩くには不便な上に、むき出しのまま取り付けるメットホルダーだと、盗難の心配があります。そのため、ヘルメットをシート下に収納できるのは大きなメリットといえるでしょう。

 また、荷物をロープで固定する必要がないことに加えて、荷物が雨で濡れてしまうこともなく、風で飛ばされる・荷崩れといった心配もありません。このように、積載量が多ければそれだけバイクの使い道が広がるので、荷物をたくさん積みたい人は、積載量に注目して購入を検討するのも良さそうです。

 では、 2022年8月現在、積載量の多い原付二種には、どういったモデルがラインナップしているのでしょうか。

 まず第5位は、ヤマハ「シグナス グリファス」でシート下の容量は28Lとなっています。

ヤマハ「シグナス グリファス」でシート下の容量は28L
ヤマハ「シグナス グリファス」でシート下の容量は28L

 超ロングセラーであるシグナスシリーズの最新モデルとして2021年12月にデビュー。シリーズ初となる水冷エンジンを搭載しており、燃焼効率と冷却性能を大きく向上させて、走る楽しさと燃費、環境性能を両立させたモデルです。

 シート下の収納はヘルメットを入れてもまだ十分に余裕があり、そのほか雨具やグローブなどを入れるスペースも確保しています。 また、フロントポケットには500mLのペットボトルを収納できるほか、折りたたみ式のリング状の大型フックを装備。買い物袋や持ち手のあるバッグなどを掛けることができます。

 続いて第4位は、シート下容量が29Lの、ヤマハ「シグナスX」です。

折りたたみ式のリング型のコンビニフックも装備したヤマハ「シグナスX」
折りたたみ式のリング型のコンビニフックも装備したヤマハ「シグナスX」

 2003年に登場して以来、スタイリッシュなデザインと通勤通学の用途に適した走行性能や利便性で、人気のロングセラーモデルです。

 シート下の収納は、同社のグリファスよりも1L大きく、ヘルメットを入れてもまだまだ余裕があります。また、500mLのペットボトルを2本収納できるフロントポケットを装備しているので、水分補給が欠かせないツーリング時などで特に活躍しそうです。また、あると便利なコンビニフックも装備しています。折りたたみ式のリング型なので、荷物の脱落の心配がなく走行に集中することができます。

 第3位は、ホンダ「PCX」で、シート下の容量は30Lとなっています。2010年にデビューしたPCXは、先進的なスタイリングとクラスを超えた質感に加え、高い動力性能と環境性能を両立し、瞬く間に原付二種の大ヒットモデルとなりました。

「PCX」のフロント左手前には500mLのペットボトルがぴったり納まる、蓋つきのインナーボックスもあります
「PCX」のフロント左手前には500mLのペットボトルがぴったり納まる、蓋つきのインナーボックスもあります

 2020年のモデルチェンジでフレームを一から見直し、シート下の収納スペースの容量を約2L拡大させて利便性がさらに向上しています。また、フロント左手前には500mLのペットボトルがぴったり納まる、蓋つきのインナーボックスもあり、ちょっとした小物を収納するのに重宝します。さらに、シート下の前方には、ヘルメットを掛けることができる突起が左右に2つ付いているので、タンデム走行時に荷物が増えても安心です。

 そして第2位は、シート下容量が37Lの、ホンダ「リード125」です。PCXよりもコンパクトで、取り回しや使い勝手の良さで人気の高いモデルです。

「リード125」のシート下の収納スペースは、ヘルメットが2個入ります
「リード125」のシート下の収納スペースは、ヘルメットが2個入ります

 特筆すべきはシート下の大容量の収納スペースで、ヘルメットが2個入ってしまうほどの大きさを誇ります。また。B4サイズのバッグを入れてもまだ少し余裕があります。そのほかにも、フロント内側には500mLのペットボトルを入れられる収納ポケットや、リング型のコンビニフックを完備しており、ビジネスや通勤、買い物など幅広い活躍ができそうです。

 そして栄えある第1位は、ヤマハ「アクシスZ」で、シート下の容量は37.5Lとなっています。スタイリッシュなデザインと高い燃費性能に加え、100kgの軽量ボディで取り回しやすいモデルです。

ヤマハ「アクシスZ」で、シート下の容量は37.5L
ヤマハ「アクシスZ」で、シート下の容量は37.5L

 2位のリード125と同様に、シート下の収納スペースはヘルメットが2個入る大きさで、A4サイズの資料も折り曲げずに入れることができます。また、フロントカバー内側には小物を収納できる便利なポケットを完備。さらに、折りたたみ式のコンビニフックを装備し、ちょっとした買い物や持ち手のあるバッグを引っ掛けることができます。リング状なので、走行中の衝撃でフックから外れてしまう心配もありません。

 シンプルな作りながら、必要な機能はしっかりと装備されているので、非常にコストパフォーマンスに優れたモデルといえるでしょう。

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 クルマよりも収納・積載スペースが限られているバイクにとって、積載量の多さはバイク購入の選択肢のひとつになりやすいです。快適で楽しいバイクライフのためにも、愛車の用途を考慮して、さまざまな観点からじっくりと吟味してみるのも良いかもしれません。

【画像】大容量収納スペースを装備した原付二種スクーターの写真を見る(11枚)

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