鈴鹿8耐の熱気や気になった点をリポート〜高梨はづきのきおくきろく。〜
鈴鹿8耐マシンに注目
お次は大本命、ピット内で異彩を放つバイクに注目。CLUB NEXT & Honda Dream TAKASAKIの車体は、カラーリングが黒とスカイブルーの二色使いでカッコいいデザイン。このバイクが見たくて伺ったんだよなぁ〜〜〜。間近で見ると迫力満点でめちゃくちゃかっこよくて最高!

ピットにあるもの何もかもが新鮮なわたしにとって、気になるものをいちいち質問していたらレースが終わってしまいそうなので、今回はビギナーらしく、タイヤと給油口にポイントを置いてみようと思う。タイヤを見ると、何やら覆ったシートの上から数字を映し出す機械が取り付けられている。中澤さんにこれは何ですかと疑問を投げかけると、タイヤを温める温度調整機能のついた測定器なのだと教えてくれた。これが噂に聞いていたタイヤウォーマーってやつか…!これは、タイヤの表面温度を設定した温度に上げることができ、タイヤ全体を一定の温度になるよう調節をしてくれる必需ツールだそう。

何故それをやらなければならないのか?
レースではタイヤのグリップの強さが勝敗を決めると言われているほど、重要作業の一つ。タイヤを温める大きな理由の一つに、路面とのグリップが足らず滑ってクラッシュをしないためだという。ゴムで出来ているタイヤを温めることによってイメージ的には溶けやすくなる感じかな?
タイヤ側面と路面の接地具合がピッタリ合って、サーキットの路面温度と相乗効果でタイヤが溶けてくれるおかげで、車体を乗り手の膝が地面に着くほど倒しても粘っていられるようになっている。これはドライ走行(路面が濡れていない状態)のみに性能を発揮するものらしい。へぇ〜〜〜と、またひとつバイクに賢くなってしまった。

鈴鹿8耐は毎年灼熱地獄のように暑いから使用されるのは基本的に乾いた路面だけに使われるドライタイヤが選択されるけど、今年の鈴鹿8耐は予想のできない天気が続き、土砂降りの雨が降ったり止んだり波乱の予報。夏なのに涼しかったりと各チーム天候に随分振り回されていたように思う。状況に応じてタイヤを変えないとマシンの性能を最大限発揮することができないので、雨が降って濡れた路面になるようであれば、その後有利に対応できるようウェットタイヤや、小雨や雨上がりなどに使われるようなカットスリックタイヤと言われるレインタイヤなどもあり、ギリギリまでタイヤの選択をして臨むしかない。各チーム皆一丸となって何がその時の最善策かを練って戦うのだ。ちなみに4輪のレースではタイヤを温めることは禁止になっていることも教えてくれたよ。

お次はタンク。そこに付いている給油口。普段目にする給油口は平たい丸の形をした物が一つだけ付いているものだが、こちらは大判型で変わった形をしている。カバーを開けて見せてもらうと給油口が二つ…?何故この形なのかを尋ねると、バイクに燃料を入れる際、片方からガソリンを給油し、片方からは空気を抜くための機構なのだそう。原理としては、燃料を入れると浮き上がってくる空気をもう一つの穴から効率よく抜く為に取り付けられているんだって。

燃料を入れる給油タンクは全体のピット裏を回っている時に、他のチームので間近で観ることができたんだけど、なんだか牛乳を貯蔵するタンクみたい!ちなみにこれ、24Lのガソリンを2〜3秒で給油できるらしいよ…わたしたちがいつも利用するガソリンスタンドの給油スピードだと24Lを入れるのに40秒かかるらしいので、何がどうなってんだか理解不能なほど驚異的なスピードだよね。そういえば、モニターで見てる時は気がつかなかったけど、コレもかなり大きいなぁ…。燃料容器もそれぞれチーム毎に違うからいつか取材に来れた時はその辺も比べてみたいな。
そういえば給油のことで面白いなぁと思ったのは、給油終わり後、給油口締める役割はサポート側なのかorこれから走る選手側なのか各チーム毎にやり方が違ったこと! 取材させていただいたCLUB NEXT & Honda Dream TAKASAKIさんのバイクの給油口は本を閉じるように蓋をパタっと倒した後、ゼンマイを捻るようなタイプだった。これもチームのバイク開発の一端を見れた気分でウキウキ。他のチームのもマジマジと観察して回りたい欲が湧いてきた!

今回はポイントを絞って記事にさせてもらったけど、実は、取材した時にCLUB NEXT & Honda Dream TAKASAKIチームは不運にもアクシデント続きで、傷ついた車体が置いてあった。そこでサポートメンバーの中澤さんの言葉が印象的で記録はしなかったけど、今でも覚えているほど。
「ライダーが走行でかなり負傷した時はバイクの傷はそうでもなく、反対にバイクの損傷が深い時はライダーの負傷はそこまでではない」と。これはレースをよく知っている人でないと出てこない言葉なのでないかなぁと思った。
ピットワークをするサポートメンバーも選手も、バイクと共に同じようにレースに向かい合って戦っているからピットには常に緊張感がある。そんな中取材を快く受けてくださったCLUB NEXT & Honda Dream TAKASAKIさん、中澤さん、本当にありがとうございました!
※ ※ ※
初めてのロードレースが世界大会で、見るもの全てに反応していたわたしの体力は限界で毎晩宿に帰るとぐったり。3日間の取材は正直しんどかったけど、それでも得られることが本当にたくさんあった!

まだまだロードレースならでは、鈴鹿8耐ならではのことをたくさん知れたから、次の記事も長くなると思うけど、しばらくどうぞお付き合いよろしくお願いします!鈴鹿8耐最高!
…ということでまた8のつく日にお会いしましょう!
明日は8月最後の日👼
— hapiちゃんねる🔰(高梨はづき) (@hapihapi8chan) August 30, 2022
「高梨はづきのきおくきろく。」
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鈴鹿8耐編
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8の付く日ではなく明日の
8月最後の日に投稿です🙇♀️✨
"バイクレースビギナー必見"
いつもの2倍長く一生懸命書いたから
是非読んで欲しい所存です!!!#鈴鹿サーキット #8耐 #バイク初心者 pic.twitter.com/IPAkf7wDEE

Writer: 高梨はづき/hapi
(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!




















