一体どう行けばいい!? 憧れのヨーロッパでMotoGP観戦!サンマリノGPに行ってみた

海外のサーキットで、レースを現地観戦してみたいと考えている人は多いと思います。しかし、サーキットはへんぴな田舎町にあることが多く、初めて行くには少しハードルが高いもの。そこで、実際にMotoGPサンマリノグランプリに行ってみました。

できるだけ安く快適に海外レース観戦に行きたい

 バイクレースの本場といえばヨーロッパ。海外サーキットでのレース観戦は、レース好きの憧れでもあります。しかし、どうやって行けばいいのかや、予算はどれぐらい必要かなどの不安要素が大きく、中々踏み出せないという人も多いのではないでしょうか。

 そこで、実際にMotoGP サンマリノグランプリに行ってみました。

MotoGP サンマリノグランプリのパドックにあったモニュメント
MotoGP サンマリノグランプリのパドックにあったモニュメント

 サンマリノグランプリが行われたのは、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ。イタリア北東部、アドリア海沿岸のビーチリゾートで有名なリミニ近郊にあり、2011年のマレーシアGPで事故死した地元出身のイタリア人ライダー、マルコ・シモンチェリ選手に因んで、現在の名称に改名されたことでも知られるサーキットです。

 そんなミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリの最寄りの空港は、リミニ(フェデリコ・フェリーニ)空港(RMI)。空港からサーキットまではクルマで20分程の距離にあるのですが、日本から直接リミニ空港に向かうには何度もトランジットが必要な上に、航空券もかなり高額となってしまうため、あまり現実的とはいえません。

 次に近いのがボローニャ・ボルゴ・パニゴーレ空港 (BLQ)で、その次がフィウミチーノ空港(FCO)。ボローニャ空港からサーキットまではクルマで2時間弱、フィウミチーノ空港からは4時間半という距離感でしたが、到着時間や航空券の料金、そして空港からの移動を考えるとレンタカーが必須なことなどを考慮して、私はフィウミチーノ空港を選択することに決めました。

フィウミチーノ空港
フィウミチーノ空港

 フィウミチーノ空港からは、日本でオンライン予約をした格安レンタカーで移動することに。レンタカーの予約方法は日本とほぼ同様で、クルマのランクと装備やオプションによって金額が決まるシステムとなっていて、私が予約したのは一番安いランクのクルマ。

 フィアット「パンダ」または同程度の、4人乗り、スーツケースがふたつ積めて、5ドアのエアコン付きマニュアル車という条件で、現地で実際に用意されていたクルマは、ルノー「トゥィンゴ」でした。

 ちなみに、ヨーロッパではマニュアル車が基本なので、オートマ車を希望する場合は少し料金が高くなることがほとんど。用意ができない場合もあるようです。また、レンタカーの受け取りは、空港の駐車場内にある場合が大半ですが、会社によっては空港から無料シャトルで向かわなくてはならない場合もあるので、受取場所は事前に調べておくことをオススメします。

 なお、ヨーロッパでは英語がまったく分からないという人が想像以上に多いという点にも要注意。私が予約したレンタカー屋さんは無料シャトルが迎えに来てくれるタイプだったのですが、誰に聞いても乗り場が分からず、お店に電話しろの1点張り。

 イタリア語はもちろん、電話でスラスラ会話ができるほどの英語力は持ち合わせていなかったので、諦めてタクシーで行かざるをえませんでした。

レンタルしたルノー「トゥインゴ」
レンタルしたルノー「トゥインゴ」

 予約したレンタカー会社のカウンターに到着すると、オンライン予約のメール画面と国際免許証、パスポートの提示が求められ、予約が確認できたら、補償などの説明をしてくれます。

 レンタカー会社によっては日本の免許証の提示を求められることもあるので、持って行った方が無難です。また、カウンターではオンライン予約の際に支払った金額とは別に、免責をカバーする保険に入るかどうかを確認され、車種や借りている期間にもよると思いますが、私がレンタルしたランクのクルマで約1週間分の保険に入る場合の追加料金は、3万円程度。

入らない場合は、クレジットカードの有効性の確認も兼ねて、1400ユーロ(約20万円)のデポジットが取られます。

 この1400ユーロは、無傷でクルマを返却すればそのまま返金されますが、このデポジットを支払う枠がクレジットカードに残っていないとクルマを借りることはできない為、注意してください。加えてクルマを返却する際は、ガソリンは満タン返し。満タンになっていないと、お店独自の距離計算での清算となります。

 今回レンタカーを借りた期間は、9月1日の10時から9月7日の15時までの1週間で228.58ユーロ。3万2000円ほどなので、1日5000円弱という計算です。海外でもWi-Fiさえ繋がっていれば、自分のスマホのグーグルナビが日本語で使用できるので、オプションは何もつけませんでした。

 これもレンタカー会社によっては備え付けてくれている場合もありますが、レンタカー代をできる限り抑えたい場合は、スマホの車載ホルダーを持って行くと便利です。

サーキットまでの移動はレンタカーが便利

 レンタカーが借りられたら、サーキットに向けて出発。そこで不安なのが、日本とは逆走となる右側通行だと思いますが、これは右側を意識して走り続ければ、だんだん慣れてくるのでそこまで問題はないと思います。

 それより心配なのが、長距離移動中のトイレ問題。ヨーロッパの高速にあるサービスエリア的な施設は、だいたい個人経営のようなところが多く、昼間は解放されていますが、深夜は開いていません。開いていたとしても、外からガソリン代を払えるだけなど、トイレは貸してもらえないので、可能な限り深夜の移動は避けた方が良いでしょう。

 また、クルマ移動には重要となる給油ですが、基本的にヨーロッパのガソリンスタンドはセルフサービス。スタンド中央に設置されている機械にクレジットカードを通して給油を開始するタイプと、給油を先にして店内で自分が給油したレーンナンバーを伝えて後から料金を支払うタイプが主流です。

レンタカーの燃料の種類は給油口の蓋の裏の番号で判断できる
レンタカーの燃料の種類は給油口の蓋の裏の番号で判断できる

 なお、どの燃料を入れればいいかは、給油口の蓋の裏にナンバーが記載されているので、そのナンバーと同じ燃料を入れればOK。

 高速料金については、日本と同じようにETCのような自動支払いレーンと、カードや現金で払えるレーンがあるので、レーンの表示を見て間違えないように入ってください。

 そんなこんなで、空港から約5時間。ナビに沿ってクルマを走らせると、目的のミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリが見えてきます。

加藤大治郎選手の功績を讃えて名付けられた「Viale Daijiro Kato」
加藤大治郎選手の功績を讃えて名付けられた「Viale Daijiro Kato」

 ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリが近くなってくると、レースウィーク中はサーキットゲートの正面エントランスへ続く道路にカフェやライダーグッズショップなど様々な露店が立っているので、まずはそこで一休みするのもオススメ。

 お祭りのように盛り上がる道を抜けると、サーキットエントランスからゲートまでの100m程の道、「Viale Daijiro Kato」が現れます。

 この道は、ミサノサーキット近郊の街で暮らし、多くのレースファンを魅了した偉大な日本人ライダー加藤大治郎選手の功績を讃えて名付けられ、MotoGPファンの聖地ともいえる場所。サンマリノGPを観戦に行くなら、是非立ち寄って欲しいスポットのひとつです。

 また、ミサノはバレンティーノ・ロッシの地元ともいえるサーキット。ロッシが生まれ育ったウルビーノ県タヴッリアの街が10kmほどの距離にあり、レストラン(ピッツェリア)やバール da Rossi (バール)、VR46ストア(オフィシャルストア)など、ロッシファンだけでなくMotoGPファンも楽しめるスポットが満載。サンマリノGPはレース観戦だけでなく、街全体でMotoGPを満喫できる数少ないグランプリのひとつとなっています。

 なお、自分でクルマを運転するのはちょっと・・・という人向けには、MotoGP観戦ツアーなども販売されているので、ぜひチェックしてみてください。

【画像】MotoGP サンマリノGPに向かう筆者(先川知香)を画像で見る

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