近づく秋の足音!そろそろ肌寒くなってきたけど何が必要?
最近は残暑が長引く傾向にあるようですが、それでも徐々に気温が下がり、涼しい日も増えてきました。気温の変化を受けて、秋の訪れを予感している人も多いかもしれません。では、暑さがさらに和らぐこれからの季節、どういったアイテムが必要になるのでしょうか。
秋のツーリングに必要なアイテムは?
夏の暑さも和らぎ、比較的気温が低く過ごしやすい季節になってきました。ライダーにとっても、バイクに乗ってツーリングに出かけやすい日が増えてきたのではないでしょうか。しかし、秋は夏や冬と違って気温の変化が激しいという注意点もあります。

クルマの場合、暖房や冷房を使用したり、窓を開けるだけでちょうどよい車内温度に調節して走行することができるかもしれませんが、ライダーの場合は、体と外をさえぎるものがないため、直接外の気温や風の影響を受けてしまいます。そのため、クルマと比べると、ライダーの体感温度は非常に低くなる場合があります。
体が冷え切った状態では、体を思うように動かせなかったり、体がこわばってしまうことで上手くセルフステアで曲がれなくなるなど、安全に走行することも困難な場合があります。また、手が冷えてしまうと指先などの感覚が鈍くなり、ブレーキやウィンカーの操作が上手くできないといったことも発生します。
人のからだは特に「首」が付く部位の「足首」「手首」「首回り」が冷えやすく、体全体に冷えた血液が回わってしまうと運転だけでなく、体温低下による体調の悪化にも繋がりかねません。
ちなみに、ライダーが走行中に感じる体感温度は「気温」「湿度」「風速」の3つを計算式に当てはめることで導き出すことができます。これはミスナール式と呼ばれる計算方法で、たとえば、「気温5℃」「湿度30%」「風速約17m/s(時速60Km)」の条件下での体感温度は「約-8.9℃」になります。また、スピードが上がるほど体感温度は低くなるため、時速80kmでは「約-9.7℃」、時速100kmにもなると「約-10.3℃」と真冬並みの寒さに感じてしまうようです。
これからの季節でバイクに乗る際は、どのような防寒装備が必要なのか
バイクに乗るときの装備でまずジャケットを思い浮かべる人は多いでしょう。秋は、昼間は比較的暖かくても夕方以降はかなり冷えてくるので、夏用のジャケットだけだと寒さを感じるシーンが多いかもしれません。そこでバイクジャケットは、秋冬用で売り出されているものの中でも、取り外しできるインナーがついているものがおすすめです。

昼間の暖かい時間帯はインナーを外し、冷えてきたらインナーを付ければジャケットひとつで温度調節が可能になり便利です。また、プロテクターも装備されているものであれば安全性も高く、万が一の事故の場合のケガも軽減できます。
加えて、防風インナーを重ね着することで高い保温効果が得られます。重ね着に抵抗がある人は、薄手のストレッチ性が高い防風インナーを選べば、動きにくくなるといった心配もありません。
なお、デメリットとしては、重ね着した服を脱いだ際に荷物が増えてしまうといった点があります。そのため、容量の多いリュックやシートバックを装備すると良いでしょう。
防寒対策のパンツには、秋冬用のライディングパンツはもちろんのこと、「オーバーパンツ」もおすすめです。ライディングパンツの上から履くタイプで、保温性と防風性を両立してくれます。バイク用は走行中にバタつかないようにフィットした設計となっているので、ライディングの邪魔になることもありません。
温かくなってきたら脱ぐことができるので、細かい温度調節が可能になります。コストパフォーマンスを重視するのであれば、バイク用のレインコートでも代用が可能です。

また、バイクに乗るうえではグローブも必要です。SSバイクやツアラーバイクなどは大型のカウルが装着されている場合が多いですが、それでも手はどうしても冷えてしまう部位になります。
夏用グローブではメッシュ素材などの風通しが良いものが多いため、秋用には、防風・防寒性の高いネオプレーンや、防風・防水・透湿性を兼ね備えたゴアテックス素材のものが良いでしょう。特にゴアテックスは、自分の汗が起因となる冷えも防止してくれるため便利です。
それでも冷たく感じる場合は、電熱ヒーターが内蔵されている「電熱グローブ」もおすすめです。手の平や甲、指先などに張り巡らされた熱戦でグローブ全体を温めてくれるため、指先が凍えることなく、普段通りの正確なスロットル操作ができます。
グローブのほかには、グリップ自体を覆う「ハンドルカバー」というアイテムもあります。デザイン性を欠いてしまう場合が多いためか、若いライダーになるほど装着率が低くなっているようですが、手に風が当たらなくなり、驚くほど寒さを感じにくくなる防寒アイテムのひとつです。

その他にも、防寒対策にはブーツ選びも重要です。しっかりとしたブーツであれば、足首まで覆ってくれるものもありますが、そうでない場合やそれでも足首が冷える場合は、「アンクルウォーマー」を使用すると良いでしょう。
ブーツのインナーに使用するアイテムで、保温素材によってつま先まで温まる効果が期待できます。普段履き慣れたブーツでツーリングをしたいといった人には、アンクルウォーマーをプラスするのがおすすめです。

また、首回りの防寒も忘れてはいけません。バイク用のネックウォーマーのなかには、首元から鼻下ぐらいまでを覆うタイプのものから、首元から頭部までしっかりと覆えるタイプのものまで、さまざまなタイプが販売されています。
どれもバイクに乗るライダーが着用すること前提で作られており、防風性や保温性が高いため、自分の好みのものを身に着けると良さそうです。
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秋は、夏や冬に比べれば気温が穏やかでツーリングしやすい季節ですが、寒暖差が激しいこともあるため、防寒対策は大切です。寒さを我慢して乗ると、前述したように体が凍えて思うようにバイクを操作できないなどの可能性もあり、不慮の事故に繋がる恐れがあります。
適切な防寒アイテムを身に着けることで、快適な秋のツーリングを楽しむことができそうです。






