スポーツ自転車用シューズの最新事情 フィジーク「VENTO STABILITA CARBON(ベント・スタビリタ・カーボン)」で紹介

スポーツ自転車用シューズにはさまざまな技術が採用されています。フィジーク「VENTO STABILITA CARBON(ベント・スタビリタ・カーボン)」にはどのような特徴があるのでしょうか。

スポーツ自転車用シューズの最新事情

 ロードバイクでスポーティに走るために、スポーツ自転車用シューズにはスキー板にブーツを固定するビンディングように、ペダルにシューズを固定する機構が採用されています。そうすることでペダリング時の力の伝達効率が良くなり、ペダルから足を踏み外すこともなくなり、ストレスなく走れます。

フィジーク「VENTO STABILITA CARBON LIMITED EDITION」
フィジーク「VENTO STABILITA CARBON LIMITED EDITION」

 シューズとペダルを固定しているツメはバネで保持され、自転車から降りるときは、左右方向にシューズをひねると「パチン」と簡単に外れます。一部のメーカーでは自転車用とスキー用の両方を製造しており、親和性が高いと言えます。

 そんな特殊な自転車用シューズですが、現在はよりペダリング運動に特化した機構になっています。最新モデルのひとつ、「fi’zi:k(フィジーク)」というブランドの「VENTO STABILITA CARBON(ベント・スタビリタ・カーボン)」を例に紹介しましょう。

 2022年のツール・ド・フランスでデビューしたばかりの最新モデルで、サイクリングに適した機能がぎゅっと詰まっています。

 重要となるフィット感は、足底から土踏まずのアーチに沿って伸びる幅広のリボン状のストラップを用いて、「BOA」ダイヤルを使って繊細にフィット感を調節することができます。この足底部分の柔軟性のある構造によって、接触面積が増してオーダーメードのような履き心地が得られます。

 アッパーは快適性と通気性を追求し、柔軟性の高いメッシュ素材を採用しています。マイクロテックスなどのシンセティックレザーに対して不足する強度や剛性を確保するために、弾性力の高いPUラミネートで必要な箇所に最適なコーティングを施しています。

サイクリングに特化したユニークな形状のカーボンソール
サイクリングに特化したユニークな形状のカーボンソール

 そしてソールはカーボン製となっており、力のロスがない強度と軽さを両立しています。ストラップと併せて、足底から土踏まずのアーチを完璧にサポートし、広いベントインレットとインナーチャンネリングによるエアフロ―で、シューズ内の温度制御も強化されています。

 シューズは自転車のエンジンとも言える人間の脚とペダルがコンタクトしている唯一の部分になるため、自転車用シューズは非常に重要な装備のひとつと言えるでしょう。

■fi’zi:k「VENTO STABILITA CARBON LIMITED EDITION」詳細
サイズ:39~44(ハーフサイズあり)
アウトソール:フルカーボン
剛性指数:10
重量:227g(サイズ42)
価格(消費税10%込み):5万8000円
※数量限定生産

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Writer: 山本健一

サイクルジャーナリスト(人力バイクのほう)。ジャーナリスト歴20年、自転車競技歴25年の公私ともに自転車漬け生活を送る。新作バイクレビューアー、国内外レースイベントやショーの取材、イベントディレクターなど、活動は多岐にわたる。

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