バイク友達と初めてのツーリング!複数台で走る際に注意するべきこととは

複数台でツーリングする「マスツーリング」は、ひとりで走るときとは違った楽しさがあるものです。では、複数台で走行するときに注意すべき点として、どのようなものが挙げられるのでしょうか。

マスツーリング、注意すべきこととは?

 一般的に、一人で行くツーリングを「ソロツーリング」、複数のバイクで行くツーリングを「マスツーリング」と言います。「2〜3台のバイクで行くツーリングはマスツーリングではない」という人もいるようですが、特に何台からマスツーリングと呼ぶのかといった明確な定義もありません。

複数のバイクで行くツーリングを「マスツーリング」と言う
複数のバイクで行くツーリングを「マスツーリング」と言う

 マスツーリングを楽しむ人が多いのは、初心者ライダーにも中級者以上のライダーにも、メリットがあるからです。

 初心者の場合、同行するライダーがベテランライダーであれば安心感があります。また、ベテランライダーから学ぶことも多いでしょう。加えて、仲間が先頭を走ってくれると、地図やナビに気をとられることもなく、運転に集中しやすいほか、トラブルが発生した場合も仲間と一緒なら対応しやすいというメリットもあります。

共通の趣味を持った仲間とは会話も盛り上がる
共通の趣味を持った仲間とは会話も盛り上がる

 また、初心者ライダー含め、マスツーリングに参加する大きなメリットとして、バイクという同じ趣味を持った仲間の輪が広がるという点が挙げられます。共通の趣味を持った仲間とは会話も盛り上がりますし、ツーリング先の食事も楽しめます。素晴らしい景色も仲間と共有できるのは、ソロツーリングでは味わえないことです。

 そんなマスツーリングは複数台で走行するため、ソロツーリングのときとは違った注意点があります。いったいどういった点に注意すれば良いのでしょうか。

 まずはマスツーリングの走行隊列です。一般的には「千鳥(ちどり)走行」という、左右互い違いに並んで走る隊列が基本とされています。

 具体的には、先頭のライダーが走行車線の右側を走行している場合、その後ろのライダーは先頭の左後ろ、さらにその後ろのライダーは、前のライダーの右後ろを走行するという隊列です。これにより全体の隊列を短くすることができます。また、互い違いに走行するため正面のライダーは2台先となり、充分な車間距離も確保できます。

千鳥走行のコツは、互い違いに走行すること
千鳥走行のコツは、互い違いに走行すること

 千鳥走行のコツは、ミラー越しに後ろのライダーの顔が見える位置、前のライダーのミラー越しに前のライダーの顔が見える位置を走るということです。この位置取りだとお互いに死角に入り込むことがなく、表情が見えるので、無理をしていないか、体調は大丈夫かなどのお互い状態も把握できるというわけです。

 しかしワインディングの続く道などでは、千鳥走行を解除して一列走行をしたほうが安全な場合もあります。

 例えばワインディングでは、コーナーの先が見えません。そこで、千鳥走行をしていた場合、コーナーの先に駐車車両や落下物があると、障害物側のライダーは除ける場所がなく衝突してしまう可能性があります。そうなると後続のライダーが次々に巻き込まれ、大惨事にもなりかねません。したがって、臨機応変に隊列を変えて走行することが大事です。

 また、信号などで隊列が分断されてしまった場合など、ルールを事前に決めておくことも忘れてはいけません。

 ルールを決めていないと隊列が分断されてしまった場合、追いつこうと無理な追い越しや追い抜きをしてしまう人や、あせって信号無視をする人も出てくるかもしれません。こうしたことは大変危険な上、場所によっては交通違反になってしまいます。

ワインディングなどでは、千鳥走行を解除して一列走行をしたほうが安全です
ワインディングなどでは、千鳥走行を解除して一列走行をしたほうが安全です

 そこで隊列が分断された場合、「先頭隊列は広めの路肩など、安全な場所で後列が追いついてくるまで待機しておく」などというルールを決めておくのも良いでしょう。また、「隊列が分断されたところから最初にあるコンビニで待機しておく」、「目的地で合流する」などといったルールも良いかもしれません。

 いずれにせよ、どんなルールにするかはメンバーによっても変わってくるものです。ただ駐停車禁止区域で待機して、交通違反を犯さないように注意しましょう。

 そんな中、2022年の8月に、マスツーリングのグループがニュースになりました。隊列が分断されるのが嫌だったのか、全員が道路に出るまでガソリンスタンド前の道路をふさいでしまったというニュースです。

 道路交通法第二十五条の二には、次のように規定されており、こうした行為は道路交通法に触れてしまう可能性があります。”車両は、歩行者又は他の車両等の正常な交通を妨害するおそれがあるときは、道路外の施設若しくは場所に出入するための左折若しくは右折をし、横断し、転回し、又は後退してはならない。”

 私道を除き、道路は公共の場です。集団行動をしていると気が大きくなり、道路は公共の場であることを、つい忘れがちになってしまうこともあるので、注意が必要です。

※ ※ ※

 複数のバイクで出かけるマスツーリングは、初心者ライダーにとってはベテランライダーと一緒に走行できるため、安心感があります。また、初心者ライダーでない人にとっても、同じバイクという共通の趣味を持った仲間との親交を深めることができる楽しいイベントといえます。

 ただし、マスツーリングはソロツーリング時と異なり、千鳥走行や一列走行といった走行隊列があります。状況に応じて臨機応変に隊列を変えることや隊列が分断されたときのルールを事前に決めておくことも大事です。

【画像】仲間と走る「マスツーリング」の画像を見る(6枚)

画像ギャラリー

編集部からのおすすめ

無理せず引き出せる絶大な安心感! ブリヂストン「BATTLAX RACING STREET RS12」で味わう極上のハイグリップ【PR】

無理せず引き出せる絶大な安心感! ブリヂストン「BATTLAX RACING STREET RS12」で味わう極上のハイグリップ【PR】

最新記事