荷物を載せるだけじゃない? 自転車のバスケットは個性を演出するアイテムでもある

自転車の便利さを格段に向上してくれるバスケットは、自分だけの自転車を演出することにも役立つアイテムです。その種類を紹介します。

自転車のバスケットは、主に4種類

 装備されていると何かと便利な自転車のバスケット(カゴ)は、街中での利用を前提にしているシティサイクル、いわゆるママチャリでは、前バスケットが標準装備されていることが一般的です。リアキャリア(荷台)に大容量の後ろバスケットを取り付ければ、積載量はさらに増え、お米やペットボトルなどの大きな荷物を積むことができるので買い物などで活躍してくれること間違いなしです。

自転車のバスケットは、個性を演出するアイテムのひとつでもある
自転車のバスケットは、個性を演出するアイテムのひとつでもある

 アクティビティを目的としたクロスバイクやマウンテンバイクなど、スポーツモデルは走ることを優先しているので、バスケットを取り付けることを前提としていませんが、シティサイクルとスポーツモデルの中間に位置するクロスバイクなどでは、後からバスケットを購入して取り付けることが可能です。スポーツ目的でクロスバイクを買ってみたものの、実際は日常使いをすることが多かった、という場合には利便性向上のためにバスケットの取り付けを検討してみても良いかもしれません。

 ただし、バスケットの種類によっては取り付けるためのネジ穴(通称ダボ穴)が自転車本体に用意されている必要があります。バスケットを購入後に使っている自転車に取り付けられないといった悲しい事件が起こる可能性もあるので、バスケットを購入する際はくれぐれも注意しましょう。

 自転車のバスケット素材には、主にプラスチック、金属、籐(ラタン)、布の4種類があります。

 プラスチック製のバスケットは軽くて錆が発生する心配も無く、万が一自転車が倒れてしまっても形状が崩れない柔軟性があります。ほかの素材より比較的安価な点も嬉しいポイントですが、デザイン的には少し没個性的な部分があります。

 金属製のバスケットは、ほかの素材に比べて頑丈です。スチール製では錆が発生することになりますが、ステンレスやアルミ製は錆に強く、長く使うことができます。見た目もスタイリッシュなので、いろんなタイプの自転車にマッチします。

 籐製は軽さ、柔らかさ、強さという特徴を持った籐のつるを編み込んだ、まさに「バスケット」という雰囲気が魅力です。自然素材でおしゃれな印象もあります。本物の籐の場合、雨などで濡れたまま放置すると腐食してしまうという弱点がありますが、プラスチックなどで代用した「籐風」のバスケットも存在します。

 布製は、バスケットと言うよりも自転車に取り付け可能なバッグのような存在です。走行中はバスケットとして使用し、目的地に着いたら取り外してカバンとして使える便利なアイテムもあります。容量的には比較的小さくなりますが、素朴なスタイルでクラッシックな雰囲気を演出できます。

 生活の中で便利に使えるバスケットですが、交換することで自転車の雰囲気をガラリと変える効果もあり、自分だけの自転車を演出するにもちょうど良いアイテムと言えます。取り付け方法の確認を忘れずに、お気に入りのバスケットを探してみるのも良いのではないでしょうか。

【画像】バスケットが個性的な自転車を見る(5枚)

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