クルマとバイクが混走するニュルブルクリンクは走り屋のパラダイス!? ~木下隆之の、またがっちゃいましたVol.189~

レーシングドライバーの木下隆之さん(筆者)は、クルマとバイクが混走するニュルブルクリンクは走り屋のパラダイスだと言います。どういうことなのでしょうか?

ニュルは走り屋のパラダイス!! でも……

 クルマの世界では、つとに有名なニュルブルクリンク(ドイツ)は、その過激なコース設定から、主に欧州各地から無鉄砲なドライバーが集結します。スポーツ走行時間帯であれば、特にライセンスを取得する必要もないので、それぞれが自由に走行を楽しんでいるのです。

2023年TOYO TIREのグローバルフラッグシップブランド「PROXES(プロクセス)」アンバサダーに就任した筆者(木下隆之)は、2022年トーヨータイヤを装備したGRスープラGT4を駆り、ニュルブルクリンクで行われたNLS第8戦「4時間レース」に参戦した
2023年TOYO TIREのグローバルフラッグシップブランド「PROXES(プロクセス)」アンバサダーに就任した筆者(木下隆之)は、2022年トーヨータイヤを装備したGRスープラGT4を駆り、ニュルブルクリンクで行われたNLS第8戦「4時間レース」に参戦した

 料金は1周27ユーロです。パドックでチケットを購入すれば、それだけで誰でも走れるのです。煩雑な検査も準備も必要ありません。

 ここ数日は1ユーロ150円ですから、1周4050円ほどです。日本のように高額な入会金を支払ったうえに、わざわざサーキットライセンスを取得しなければならないことを思えば、格段に手軽ですよね。

「自分の身は自分で守れ」が徹底しているドイツらしく、四輪であればヘルメットの着用義務もありません。オープンカーに4人乗りでも、観光バスでもトラックでも、クルマと名のつくものなら自由に走行することができるのが特徴です。

 はっきり言って、事故が多発しますし、観ていてハラハラするシーンも少なくないのですが、基本はオウンリスク(自己責任)です。ダメダメに縛られている日本からは想像もできませんよね。

 しかもニュルブルクリンクは、バイクが混走することも許されているというのですから、自己責任の極みですよね。

 平日はそれほど混雑していないとは言え、休日ともなればスポーツタイプのバイクが激しくバンクさせてコーナーに挑んでいるシーンを見かけます。アウトにはらんだスーパーカーのイン側を果敢に刺そうとするバイクも少なくありません。混走レースではないのに、まるで競い合っているかのようです。

 日本のように、徹底的に法規で縛ることに対しては強い憤りを感じている僕(筆者:木下隆之)でさえ、「これはちょっとどうなのかなぁ?」と思ってしまうほどです。

 ただ、ふと思い立った休日にサーキット走行を楽しむことができるのは、走り屋にはパラダイスですよね。僕はそんな自由な環境でレースをするために、ニュルブルクリンクでアパート生活を始めたのですが、さすがにバイクで混走のサーキット走行に挑む気にはなれません。早くあの中に飛び込めるように(?)、ライディングスキルを磨こうと思っています。

 スキルに自信のあるライダーの方、一度はニュルブルクリンクを攻めてみませんか?

【画像】ニュルブルクリンクを走るクルマを見る(4枚)

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Writer: 木下隆之

1960年5月5日生まれ。明治学院大学卒業後、出版社編集部勤務し独立。プロレーシングドライバーとして全日本選手権レースで優勝するなど国内外のトップカテゴリーで活躍。スーパー耐久レースでは5度のチャンピオン獲得。最多勝記録更新中。ニュルブルクリンク24時間レースでも優勝。自動車評論家としても活動。日本カーオブザイヤー選考委員。日本ボートオブザイヤー選考委員。

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