【MotoGP第6戦イタリアGP】Moto3クラスの佐々木歩夢選手、わずか0.056秒差の3位。2戦連続で表彰台を獲得

MotoGP第6戦イタリアGPが2023年6月9日から11日にかけてイタリアのムジェロ・サーキットで行なわれました。イタリアGPではMoto3クラス決勝レースで佐々木歩夢選手(ハスクバーナ)が3位を獲得し、フランスGPに続いて表彰台に立ちました。

2戦連続で表彰台、僅差で3位

 2023年シーズンもMotoGPのMoto3クラスに参戦する佐々木歩夢選手(#71/ハスクバーナ)、第6戦イタリアGPは、2位で今季初の表彰台を獲得したフランスGPから約ひと月のブレイクを経て迎えたグランプリとなりました。シーズン序盤からすでに十分な速さを持っていた佐々木選手ですが、アルゼンチンGPとアメリカズGPでは決勝レースでの転倒が続いていました。スピードと結果が結びついたのが、2位表彰台を獲得した前戦のフランスGP。当然、イタリアGPでも佐々木選手は優勝争いの有力候補としての速さを発揮しました。

【MotoGP第6戦イタリアGP】Moto3クラスの佐々木歩夢選手(#71/Liqui Moly Husqvarna Intact GP)
【MotoGP第6戦イタリアGP】Moto3クラスの佐々木歩夢選手(#71/Liqui Moly Husqvarna Intact GP)

 佐々木選手は初日を総合2番手で終えると、土曜日の予選では3番手を獲得し、日曜日の決勝レースに1列目から挑みました。

 レース序盤からトップグループでのポジション争いを展開した佐々木選手は、コンスタントにトップから3番手以内のポジションをキープします。トップ集団は佐々木選手のねらいどおり5人のライダーにしぼられていき、同じ顔触れが何度か順位を入れ替えつつ周回を重ね、最終ラップを迎えました。

3位でゴールした佐々木選手。前戦フランスGPに続き表彰台を獲得。今季初優勝が待たれるところ
3位でゴールした佐々木選手。前戦フランスGPに続き表彰台を獲得。今季初優勝が待たれるところ

 最終ラップの1コーナーに入ったとき、佐々木選手はトップを走っていました。しかし、3コーナーで2人のライダーにかわされます。佐々木選手はスリップストリームをきかせて最終コーナーを立ち上がり、トップ奪還を狙いましたが惜しくも届かず、3位でゴールしました。トップのライダーと3位の佐々木選手との差はわずか0.056秒。いかに接戦の優勝争いだったか、このタイム差が物語っています。

イタリアGPで表彰台を獲得したKTMのライダー2人と佐々木選手(右)
イタリアGPで表彰台を獲得したKTMのライダー2人と佐々木選手(右)

 優勝争いを繰り広げて、しかも僅差の3位だっただけに、悔しさのほうが先立ったのでしょう。パルクフェルメのインタビューでは、第一声が「とても難しいレースでした」というものでした。

「最終ラップではどこにいるのかが重要で、最終ラップに入ったときに誰もトップを走ろうとしなかったので、僕が先頭になりました。誰が仕掛けてくるのかわからなかったので、作戦は持てなかったです」

「とても難しい最終ラップでした。もう少しできることがあったかもしれないとは思いますけど、3位を獲得しました。残念ではありますが、2戦連続で表彰台を獲得できたので、良かったと思います」

【MotoGP第6戦イタリアGP】Moto3クラス決勝、佐々木歩夢選手(#71/Liqui Moly Husqvarna Intact GP)は1列目から挑む
【MotoGP第6戦イタリアGP】Moto3クラス決勝、佐々木歩夢選手(#71/Liqui Moly Husqvarna Intact GP)は1列目から挑む

 MotoGPはイタリアGPから3連戦を迎えています。第7戦はドイツGP、第8戦はオランダGP。どちらも佐々木選手が好むサーキットです。惜しくも優勝は逃したものの、2戦連続の表彰台で弾みをつけたところで、優勝に挑みたいところです。

 第7戦ドイツGPは、6月16日~18日、ドイツのザクセンリンクで行なわれます。

■Moto3クラスとは……

 Moto3クラスは、4ストローク250cc単気筒エンジンのレーシングマシンで争われる。タイヤはダンロップのワンメイク。MotoGPクラス、Moto2クラス、Moto3クラスの中で最も年齢層が低く、Moto2クラス、MotoGPクラスへの昇格を目指す若いライダーたちがしのぎを削る。

【画像】2023年シーズンのMoto3クラスに参戦する佐々木選手を見る(6枚)

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Writer: 伊藤英里

モータースポーツジャーナリスト、ライター。主に二輪関連記事やレース記事を雑誌やウエブ媒体に寄稿している。小柄・ビギナーライダーに寄り添った二輪インプレッション記事を手掛けるほか、MotoGP、電動バイクレースMotoE取材に足を運ぶ。

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