破格の新車20万円切りはヤマハでもなければカワサキでもない「YAMASAKI」だ! プラモ感覚で組み立てろ、旧車好き必見OHVエンジンで激走!!

機能性の高さと優れる経済性で人気セグメントとなっている原付二種クラス。旧車テイストタップリで、人とは違う異色モデルを低予算でお探しながらYAMASAKI「YM125-III」はいかがでしょうか。OHVエンジンのビンテージバイクを愛車にするバイクジャーナリストの青木タカオさんが興味津々、乗ってみました!

見た目は昭和そのまんま!

 バイクの市場価格が高騰する中、125ccのフルサイズ新車マニュアルモデルが驚きの20万円切りで買えてしまいます! ヤマハでもなければ、カワサキでもない。「YAMASAKI」をご存知でしょうか!?

昭和の絶版バイクたちが人気の今、『YAMASAKI YM125』を見逃すわけにはいかない
昭和の絶版バイクたちが人気の今、『YAMASAKI YM125』を見逃すわけにはいかない

 大阪モーターサイクルショーで披露されると、その激安っぷりと昭和レトロな姿で一部バイクファンから注目を浴び話題に。

 それもナットク、昭和の絶版バイクたちが人気の今、『YAMASAKI YM125』を見逃すわけにはいかないのです。

「YAMASAKI」はヴィンテージバイクそのまんま!!
「YAMASAKI」はヴィンテージバイクそのまんま!!

 まず、見た目。昨今、現代のオートバイのデザインエッセンスにトラディショナルなムードを加えたネオクラシックやモダンレトロといったスタイルが人気となっていますが、ご覧の通り70年代、いいや60年代といってもいいかもしれない旧車然としたもので、「YAMASAKI」はヴィンテージバイクそのまんま。高年式車の外装だけを古めかしくしたカスタムでもありません。

ファン垂涎のOHV&キャブ

 なんとエンジンも、今やバイクではたいへん珍しい空冷「OHV」2バルブ単気筒。吸排気バルブをプッシュロッドが駆動するOHVエンジンが採用されています。

排気量125cc 空冷OHV・2バルブ単気筒エンジン搭載
排気量125cc 空冷OHV・2バルブ単気筒エンジン搭載

 吸気機構をキャブレターとし、最高出力は7.2PS/8500rpmを発揮。トランスミッションは5速まであります。

試乗レポはメディアでは初!?

 気になるのはその走り、乗ってみました! WEBメディアが試乗レポートを公開するのは、この記事が初めてかもしれません。

エンジンの始動は、キックペダルまたはセルスターターで行う
エンジンの始動は、キックペダルまたはセルスターターで行う

 キックペダルがあり、エンジン始動はキックオンリーかと思いきや、セルスターターが標準装備され、ボタンひとつでシングルエンジンが目覚めます。

 スペックで車体寸法を確認すると、全長1880mm、全幅790mm、全高1050mm、ホイールベース1320mm、乾燥重量98Kgで、車格は立派なもの。足まわりは前後18インチで、スポークホイールには前輪2.50-18、後輪2.75-18と細いタイヤを履きます。

シート高は770mm、足つき性に不安はない
シート高は770mm、足つき性に不安はない

 シート高は770mmで、足つき性に不安はありません。まっ平らなダブルシートは、足つき性のことなど考慮していない昔ながらのフォルムで、これがまた旧車好きにはたまらないはず。

 容量を約11リットル確保した燃料タンクからそのまま真っ直ぐ後方へただただフラットで、大きなリヤキャリアも段差なくそのままテールエンドへ高さを変えることなく続きます。

 後部座席の広い座面と荷台のおかげで荷物が積みやすいだけでなく、2人乗りもしやすい。リヤシート横に握りやすいグラブバーがあり、ロープやフックをかけるのに重宝するのです。

いいぞシーソーペダル!!

 フットペダルを踏み込んで、ニュートラルから1速に落とし発進します。クラッチミートも神経質になることはなく、軽い車体が難なく走り出します。

シフトチェンジペダルはシーソー式で、ニュートラルから1→2→3→4→5へと落とす
シフトチェンジペダルはシーソー式で、ニュートラルから1→2→3→4→5へと落とす

 2速に入れようと、チェンジレバーをかき上げると、あれれ……、入りません。シフトパターンは1ダウン4アップではなく、ニュートラルから1→2→3→4→5へと落としていくのでした。

シフトチェンジに慣れれば、軽快に街乗りができる
シフトチェンジに慣れれば、軽快に街乗りができる

 すぐにこれがわかり、軽快に街乗りができます。シフトチェンジペダルは慣れると非常に便利なシーソー式で、カカトを使って踏み込めばシフトダウンでエンブレを効かせて減速したり、スポーティに加速させることもできます。

常時点灯じゃないぞ!!

 一般道での制限速度までスムーズにスピードをのせることができ、クルマの流れに遅れることもありません。

メーターも昭和のスタンダードバイクのようにシンプルでレトロなものを採用
メーターも昭和のスタンダードバイクのようにシンプルでレトロなものを採用

 メーターも昭和のスタンダードバイクのようにシンプルでレトロですが、右に1万2000回転まで目盛りが刻まれたタコメーター、左に160km/hのフルスケールスピードメーターが配置された2眼で、思いのほかスポーツマインドをくすぐるものです。

 メーターの間にインジケーターがあり、ギヤ段数を表示。ニュートラルを0とし、トップ5速までいま何段に入っているかが一目瞭然となっています。

ヘッドライトはハンドル右のスイッチで、ON/ポジションランプ/OFFにできる
ヘッドライトはハンドル右のスイッチで、ON/ポジションランプ/OFFにできる

 また、ヘッドライトをハンドル右のスイッチで、ON/ポジションランプ/OFFにできるのも昭和感タップリ。

 そして、最上段はデジタル式の燃料計。バーグラフ式で、ここらへんだけ現代風なのも興味深いところではないでしょうか。

旧車を唸らせる細部

 ブレーキはフロントのみ油圧式ディスク(もちろんシングル仕様)で、リヤは機械式リーディングトレーリング・ドラム。効きやタッチはイメージ通りで、ABSも付き、市街地走行で操作に困ることはありません。

ファイナルドライブはチェーンで、ケースの中で囲われている
ファイナルドライブはチェーンで、ケースの中で囲われている

 ファイナルドライブはチェーンで、ケースの中で囲われています。シフトチェンジすると、ケース内からチェーンの音が聞こえ、これもまたノスタルジックなムードを強調するのに一役買っています。

 細いフロントタイヤと組み合わせた長めのフェンダーをはじめ、大きなウインカーやテールライト、泥よけなど細部もオールドバイクファンを唸らせるもの。

ノスタルジックなスタイルは、オールドバイクファンを唸らせる
ノスタルジックなスタイルは、オールドバイクファンを唸らせる

 リヤサスペンションはもちろんツインショック式で、マフラーにはクロームメッキが施されたヒートガードも備わっています。

 ひとつ報告しておきたいのは、駐車時はセンタースタンドがオススメ。サイドスタンドに頼るのは、やや不安を感じます。

組み立てる楽しさも味わおう!!

 税込み19万9980円という破格を実現しているわけですが、これは未組立の箱詰状態での販売価格で、組立費や送料は含まれません。

YAMASAKI「YM125-III」の販売価格は税込み19万9980円!
YAMASAKI「YM125-III」の販売価格は税込み19万9980円!

 販売するのは、3人乗りもできる125ccトライク『APtrikes 125』や公道走行可能な原付二種オフロードバイク『PT125』など、リーズナブルで親しみやすいモデルを扱ってきたアライブプラス(大阪府豊中市)です。

 組立マニュアル動画が同社のYou Tubeチャンネルで公開されていて、拝見すると箱詰状態からフレームにエンジンが積まれているなど要所は予めおこなわれており、作業はバイクのメンテを自分でやりたい人なら出来そうなレベルであることがわかります。

 自分で取り付けるのは、ハンドルやフェンダーを含む前後輪、灯火器類&バッテリー、サスペンション、シート&キャリア、ステップ一体型サイドスタンド、ミラー、ペダル類、マフラーなど。ガソリンホースなどを接続し、チェーン調整なども自分でおこないます。

YAMASAKI「YM125-III」に試乗後の筆者(青木タカオ)
YAMASAKI「YM125-III」に試乗後の筆者(青木タカオ)

 製造元である「Yamasaki Motorcycle Co., Ltd」は中国江蘇省にあり、北米、ヨーロッパ、アフリカ、中東など数か国へ輸出しているバイクメーカー。白黒写真の景色にも馴染みそうなスタイルで、カスタムベースとして選ぶのもありかもしれません。

ヤマハでもなくカワサキでもない「YAMASAKI」です!【高梨はづき】キックスタート!! YM125Ⅲ 昭和バイクのムード満点OHVエンジン

【画像】YAMASAKI「YM125-III」の詳細を画像で見る

画像ギャラリー

Writer: 青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト)

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク技術関連著書もある。

編集部からのおすすめ

無理せず引き出せる絶大な安心感! ブリヂストン「BATTLAX RACING STREET RS12」で味わう極上のハイグリップ【PR】

無理せず引き出せる絶大な安心感! ブリヂストン「BATTLAX RACING STREET RS12」で味わう極上のハイグリップ【PR】

最新記事