決死の逃避行「伊賀越え」の悪路にタジタジ? 家康一行が辿った道をスーパーカブで巡る旅
NHK大河ドラマ『どうする家康』では、松本潤さんが演じる徳川家康が数々の困難やピンチを乗り越える姿が描かれています。家康にとって人生最大のピンチのひとつと言われる「伊賀越え」のスポットをスーパーカブで巡ります。木津川を無事に渡り終えた家康一行はさらに東へ、京都府宇治田原町の山中を進んだと言われる道を走ってみました。
決死の逃避行とは裏腹に、広がる茶畑、長閑な風景
徳川家康の人生で三大危機と言われるのが、「三河一向一揆」(1563~1564年)、「三方ヶ原の戦い」(1573年)、そして「伊賀越え」(1582年)です。「本能寺の変」で織田信長が明智光秀の謀反により自害し、信長の上洛に合わせて堺を見物をしていた家康一行は明智光秀に命を狙われることになり、国(三河)へ逃れるためにいくつもの危機を乗り越えて進むことになったのが「伊賀越え」です。

穴山梅雪の犠牲の甲斐もあって、落ち武者狩りが待ち構える木津川の渡しを無事クリアした家康一行は、京都府宇治田原町の「山口城」で馬を乗り換えたと言われてます。
この一帯は宇治茶の産地として有名な土地で、スーパーカブでのんびり移動していると緑鮮やかな茶畑が目を楽しませてくれます。もちろん、いつ殺されるかわからない家康にとってはお茶を楽しむ時間などなかったことでしょう。
休憩所となった「遍照院」までの道中には看板が立っており、写真付きで詳細な解説がされていました。そこはまさに日本緑茶発祥の地である大福谷という土地です。
「家康 伊賀越えの道」として山の細い道順まで写真付きで示されているので、スーパーカブの機動力を頼みに「リアル伊賀越え」として進むことにしました。

最初は細い林道という雰囲気で、スーパーカブでも走れそうです。茶畑が広がり長閑な光景でした。
しかしすぐに道は荒れ、怪しい感じに……。最後は草に覆われて道も見えない有様。解説版の写真はおそらく草の少ない寒い時期だったのでしょう。オフロード走行には慣れていますが、パンクや転倒も怖いので早々に引き返すことにしました。

機動力の高いスーパーカブでさえ流石にリスキー過ぎて断念せざるを得なかったわけです。当時の道がどんな状況だったかは分かりませんが、常に緊張感漂う足元のおぼつかない道中を、少人数で歩き進むしかなかった家康一行の苦労は、とてつもなく大きかったことでしょう。
無事に舗装路まで引き返し、休憩所として使われたと言われる「遍照院」に到着。家康や家臣たちの姿が描かれたノボリが、気持ちをホッとさせてくれました。

とくに家臣団のノボリには、井伊直政(キャスト:板垣李光人)、服部半蔵(キャスト:山田孝之)、榊原康政(キャスト:杉野遥亮)、石川数正(キャスト:松重豊)、本多忠勝(キャスト:山田裕貴)、酒井忠次(キャスト:大森南朋)が描かれていて、思わず『どうする家康』に出演する俳優陣の顔が頭に浮かびました。










