ほぼ全てが刷新された次世代モデルへ

　KTMジャパンは、ハスクバーナ・モーターサイクルズの2024年型エンデューロモデル、国内ラインナップ計6機種をリリースしました。ほぼ全面新設計の次世代プラットフォームを採用し、2023年8月より順次発売となります。

　ラインナップされるのは、2ストロークモデルが「TE 150」「TE 250」「TE 300」の3機種、4ストロークモデルが「FE 250」「FE 350」「FE 501」の3機種です。

　新たなグラフィックはブランド発祥の地であるスウェーデンにインスパイアされ、ホワイトを基調に深いブルーとイエローがアクセントとなっています。そしてヘッドライトには新たにLEDが採用され、フロントマスクに設置されたユニットはクイックリリースシステムによりシンプルな着脱が可能となりました。

　新型クロムモリブデン鋼フレームはアンチスクワット性能を向上し、サブフレームはポリアミド60％とアルミニウム40％のハイブリッドとなって総重量は1.8kgながら高い強度と耐久性を実現しています。

　フレームにセットされるエンデューロ専用設計の前後サスペンションにはWP製XACTを標準装備し、リアショックに関してはトラベル300mmを維持しつつ全長を15mm短縮、かつ100g軽量化しています。いずれも工具不要で素早いセッティングが可能です。

　また油圧式ブレーキ／クラッチにはBRAKTEC製を採用し、前後GSKウェーブディスクとの組み合わせで操作性に優れたブレーキングを実現しています。

　ほか、ProTaper製ハンドルバー、ODI製グリップ、ハイグリップシートカバーの装着や、軽量リチウムイオン2.0Ahバッテリーとセルフスターターの搭載、2つのライディングマップ設定などは、エンデューロモデル共通の装備となっています。

　2ストロークモデルでは新型エンジンが搭載され、TBI（スロットルボディインジェクション）技術により全回転域でコントロールし易いパワーデリバリーを実現し、2ストロークエンジンならではの性能を引き出しています。

　4ストロークモデルの「FE 250」と「FE 350」にはコンパクトな新型DOHCエンジンを搭載し、従来比で後方へ2度傾斜して配置され、マスの集中化を図りアンチスクワットの挙動を改善しています。また「FE 501」含め、トラクションコントロール、クイックシフター（アップのみ、2速以上）も搭載されます。

　国内に導入される2024年型のエンデューロモデル計6機種、それぞれの価格（消費税10％込み）と主要諸元は次の通りです。

「TE 150」
価格：126万9000円
エンジン形式：水冷2ストローク単気筒
総排気量：143.99cc
始動方式：セル
変速機：6速
タイヤサイズ（F）：90／90-21
タイヤサイズ（R）：140／80-18
車両重量（半乾燥）：約100.2kg

「TE 250」
価格：138万5000円
エンジン形式：水冷2ストローク単気筒
総排気量：249cc
始動方式：セル
変速機：6速
タイヤサイズ（F）：90／90-21
タイヤサイズ（R）：140／80-18
車両重量（半乾燥）：約107.0kg

「TE 300」
価格：147万7000円
エンジン形式：水冷2ストローク単気筒
総排気量：293.2cc
始動方式：セル
変速機：6速
タイヤサイズ（F）：90／90-21
タイヤサイズ（R）：140／80-18
車両重量（半乾燥）：約107.0kg

「FE 250」
価格：146万円
エンジン形式：水冷4ストローク単気筒DOHC
総排気量：249.7cc
始動方式：セル
変速機：6速
タイヤサイズ（F）：90／90-21
タイヤサイズ（R）：140／80-18
車両重量（半乾燥）：約108.6kg

「FE 350」
価格：154万7000円
エンジン形式：水冷4ストローク単気筒DOHC
総排気量：349.7cc
始動方式：セル
変速機：6速
タイヤサイズ（F）：90／90-21
タイヤサイズ（R）：140／80-18
車両重量（半乾燥）：約109.4kg

「FE 501」
価格：176万3000円
エンジン形式：水冷4ストローク単気筒SOHC
総排気量：510.9cc
始動方式：セル
変速機：6速
タイヤサイズ（F）：90／90-21
タイヤサイズ（R）：140／80-18
車両重量（半乾燥）：約110.8kg

※保証期間は1カ月です。
※主要諸元の値はEU仕様のものです。日本仕様では値が異なる場合があります。