鈴鹿8耐で勝つにはセーフティーカーが入るタイミングも重要!? レーシングライダー石塚健のレースレポート<後編>
国内外で活躍するレーシングライダーの石塚健選手が、FIM世界耐久ロードレース選手権 第3戦、鈴鹿8時間耐久ロードレースに参戦。その様子をレポートしてくれました。
走行中にサイレンサーが爆発!?
皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。
8月4日から6日に鈴鹿サーキットにて行われた、FIM世界耐久選手権第3戦 ”コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会。今回は後編ということで、決勝レースの模様をお伝えしていきます!

スタートライダーはライダーブルーの寺本選手で、僕は2番目に走行する流れ。レースはスタートから順調で、序盤からクラス4位から5位付近を走行する事ができ、表彰台圏内を狙える位置につけることができました。
その後も、寺本選手、僕、佐野選手の順で2スティントずつ回していきましたが、寺本選手の2回目の走行中に、以前怪我をした古傷が悪化してしまい、ハイペースでのラップが困難な状況になってしまいます。
そこからは、僕と佐野選手で残りのスティントを走る事になりました。

しかし、僕から佐野選手に交代した際にマフラーから白煙が上がり、大会側から注意勧告を受けてしまいます。
幸いマシンに問題はなく、大会側からも警告のみだったため、トラブルを回避するべく気をつけながら走行を続けるも、自分の3回目の走行開始直後にサイレンサーが割れ、コース上に落下するというトラブルが発生。
このトラブルによりエンジンパワーはかなり落ち、加えて頭が痛くなるほどの爆音となったエンジン音など、集中力を保つことが難しい状態となりましたが、ペースをそれほど落とすことなくそのスティントを終える事ができました。
そしてクラス3位が射程圏内となったレース後半、1台のマシンがバックストレートで大クラッシュしたことで、1回目のセーフティーカーが介入。
順調に前との差を詰めていたところだったのですが、セーフティーカーの入った場所が自分たちには不利に働いてしまい、前に追いついていた分が無になる程の大きなギャップが再び生まれてしまいました。

その後も必死で前との差を詰めるべく走り続けましたが、残り1時間というところで雨が降り出し、コースの箇所によってはフルウエットというかなりリスキーな状況に。
それでもチームの判断で、スリックタイヤのまま佐野選手がコースに留まり順位をキープする作戦に出ます。
次第に雨は止み路面は再びドライに変わった所で、ライダーチェンジ。僕が最終スティントを担当する事になりました。そして最後まで全力で前を追うも、開いてしまった3位との差は大きく、結果総合20位、NSTクラス4位でチェッカーを受ける悔しい結果となりました。

チームのピットワークは他のチームと比べても素晴らしいスピードで、ペース自体は表彰台を獲得できる可能性が十分にありましたが、セーフティーカーのタイミングが明暗を分けるポイントとなり、改めて耐久レースの難しさを思い知らされる展開。
あと一歩及ばず悔しい気持ちは大きいですが、同時に達成感も大きく、体力的な苦しさと同時に楽しくもある8時間でした。
今回、僕を迎え入れてくださり、一緒に戦ってくれたチームの皆さんには本当に感謝しています。そして、サポートいただいたスポンサー様や応援してくれたファンの皆様も、ありがとうございました!
次戦はFIM世界耐久選手権の最終戦、ボルドール24時間耐久です。
来シーズンを良い形で繋げるためにも精一杯戦い切って、シーズンのベストリザルトを獲得したいと思います。
応援ありがとうございました!
#鈴鹿8耐 Race NST – P4 🏁
— 石塚 健 / Takeshi Ishizuka (@Takeshi_722) August 7, 2023
トラブルがあったりセーフティーカーの介入であと一歩及ばずで悔しいですが、最後まで諦めず全力でいけたのはチームの皆さんのおかげです。
苦しかったけど楽しい8時間でした!
サポートいただいたスポンサー様や応援してくれたファンの皆様、ありがとうございました😄🤝 pic.twitter.com/CWbeexBEX2
Writer: 石塚健
(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。 2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。









