ドゥカティが659ccの新型シングルエンジン「スーパークアドロ・モノ」を発表 最高出力は77.5ps/9,750rpmを発揮
ドゥカティはオンロード用の新型単気筒エンジン「Superquadro Mono」を発表しました。
単気筒エンジンの新たなベンチマーク
ドゥカティはオンロード用の新型単気筒エンジン「Superquadro Mono(スーパークアドロモノ)」を発表しました。

1993年に登場したレース用バイク「スーパーモノ550」(1995年まで製造)に搭載されていたエンジン以来の単気筒となるスーパークアドロモノは、スーパースポーツモデル「1299パニガーレ」に搭載された排気量1285ccのL型2気筒ユニット「スーパークアドロ」から派生した排気量659ccのDOHC水冷エンジンです。
ボア×ストローク=116×62.4 mmという極めて短いストロークで大きなボアを持つスーパークアドロモノは、ドゥカティの伝統的なバルブ周りのメカニズム「デスモドロミック」(ギリシャ語のデスモス(=つなぐ、の意味)とドロモス(=道、の意味)を語源とするシステム/強制弁開閉機構)を採用することで10250rpmと高回転まで回すことが可能。77.5ps/9,750rpmという最高出力を叩き出します。

また、レーシングエキゾーストを装備することで85hp/9500rpmまで引き出すことが可能なスーパークアドロモノでは、「パニガーレV4」で培われた技術を再y0王した6速ミッションを搭載。
クラッチレバーにかかる負荷を軽減するプログレッシブ連動油圧制御のオイルバス式のクラッチも採用されています。
約30年ぶりの登場となるドゥカティの単気筒エンジンが、どのようなモデルに搭載されるのか期待が高まります。