一体なぜ起きる? 高速道路の逆走と遭遇した際の対処法とは
高速道路は基本的に一方通行です。しかしたびたび、ニュースなどで高速道路を逆走するクルマやバイクによる危険な運転が取り沙汰されます。いったいなぜ、逆走が起きてしまうのでしょうか。
高速道路の逆走の主な原因は、見間違いやUターン
高速道路の入り口は一方通行である上に、高速道路の走行も一方通行となっています。しかし、逆走するクルマやバイクによる事故が度々起きています。いったいなぜ、高速道路で逆走が起こってしまうのでしょうか。

逆走が発生する場所はインターチェンジや料金所付近、サービスエリアやパーキングエリアといった場所が非常に多く、入口と出口を間違えて進入してしまうケースが多発しています。
逆走は2日に1回の頻度で発生しており、そのうちの約6割がインターチェンジやジャンクションで発生。分岐を間違えて進入し逆走に至るケースや、高速道路の出口側からの誤進入などが逆走の主な原因となっています。またサービスエリアやパーキングエリアから退出する際に入口側から出てしまい、逆走に至るケースもあるようです。
高速道路へ進入する際は間違えずに高速道路の本線を走行していても、分岐施設に進入した際に入り口を間違えてしまうというケースは後を絶ちません。こうした誤進入は、カーナビの案内を間違えて認識してしまうことも理由のひとつ。気づかずに逆走を始めてしまったケースの他にも、目的地の出口を通過してしまい、戻ろうとして故意に逆走してしまう事例もあるようです。

NEXCO西日本が公開する2018年の統計によると、200件起きた逆走の中で、故意に逆走を始めたケースが50件、気づかずに逆走を始めてしまったケースは77件となっています。
故意に逆走をはじめた理由でもっとも多いのが、「本来のルートへ戻ろうとするため」で、50件中39件がこうした理由で逆走を始めています。そして故意に逆走をする運転者は、65歳未満が約半数だそう。
こうした逆走を防ぐために、高速道路ではさまざまな対策をおこなっています。
たとえば道路に進行方向を示した矢印を表示したり、合流部分にラバーポールを設置して、方向転換や誤進入を防止するなどの施策をおこなっています。また、逆走した場合にのみ発光する逆走防止装置なども設置。その他にも逆走防止標識の設置や、誤って進入しないよう注意を喚起する注意喚起看板や、進入禁止看板なども設置されています。
もし逆走車を見つけたら、どうすればいい?
では、逆走車を見つけた場合は、どのように対処すれば良いのでしょうか。
逆走車が走行している情報が電光掲示板などに出ている場合、速度を落としてしっかりと車間距離をあけて走行することが大切です。
また逆走車を見かけた場合は、最寄りのサービスエリアなどに設置されている非常電話や料金所のスタッフへ通報しましょう。通報することにより、逆走車情報を電光掲示板やハイウェイラジオで知らせてくれるなど、事故を回避する為の対策を講じてくれます。

ちなみに自身が逆走してしまっていることに気がついた場合は、焦らず近くの安全な場所に停車しましょう。そしてクルマやバイクが停められたら車体の向きは直さずそのままにして、ガードレールの外側に行くなど、安全な場所に避難をしてください。
連絡をする際は非常電話を使用するか、自身のスマートフォンなどで110番通報してもよいでしょう。
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高速道路は基本的に一方通行ではあるものの、走行する際は進行方向を示す矢印や設置された標識などをよく確認することが大切です。万が一逆走してしまったとしても、焦らず落ち着いた対応をして、事故へ至らないように心がけしましょう。









