今季は世界耐久EWCクラスにフル参戦! レーシングライダーの石塚健選手が2024年のレース活動を発表

国内外で活躍するレーシングライダーの石塚健選手が、2024年シーズンの参戦体制を発表。FIM世界耐久ロードレース選手権 EWCクラスにフル参戦します。

今季もレースシーズン開幕目前

 皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。

 いつも応援ありがとうございます。

 今回はタイトルにある通り、僕の今年所属するチームから、2024年シーズンの参戦体制が発表されましたので、こちらでもご報告させていただこうと思います!

 今シーズンは、スロバキアを拠点とする「MACO RACING TEAM 」から、FIM EWC 世界耐久ロードレース選手権に参戦することが決定しました。ようやく発表できて嬉しいです!

2024年シーズン「Maco racing team」より、世界耐久選手権に参戦する石塚健選手
2024年シーズン「Maco racing team」より、世界耐久選手権に参戦する石塚健選手

 そもそも世界耐久ってどんなレース?という方もいると思うので改めて説明をすると、8時間から24時間で開催される耐久レースのシリーズ戦。バイクとライダー両方のポテンシャルが試される過酷なレースです。

 スプリントレースと違う点で言えば、まず夜間走行が行われたり、ライダーがコース上を横切りバイクに飛び乗ってスタートする「ルマン式スタート」が採用されているところ。

 また、チームのライダーは2人から4人(リザーブ含めて4人)で構成されており、それぞれ決められた周回を走行した後ピットインし、ピット作業を経てチームメイトにマシンを渡し、ライダーは交代制で走行します。とても長い時間走行するので、何かしらのマシントラブルや転倒のリスクは非常に高く、デンジャラスなレースと言えます。

 そんなEWCは、トップカテゴリーのEWCクラスと市販車により近いマシンでレースをするスーパーストッククラス(SST)の混走でレースが行われ、それぞれのカテゴリごとのチャンピオンシップを争う形です。

 ちなみに、昨年僕が参戦したのがSSTクラス、今年はEWCクラスへとステップアップするという形。望んでいたEWCクラスへ挑戦できる事を、とても嬉しく思います!

ル・マン式スタートの様子
ル・マン式スタートの様子

 マシンはヤマハ「YZF-R1」、タイヤメーカーは「ダンロップ」の組み合わせでチャンピオンシップを戦います。

 昨年はスズキのマシンで世界耐久選手権に参戦し、一昨年はBMWで全日本ロードレース選手権、そして3年前まではホンダエンジン搭載のMoto2でヨーロッパ選手権に参戦していたので、ここ4年で4メーカーと、気づけば毎年メーカーが変わっていることになります。

 そこまでメーカーチェンジをしているライダーは珍しく、自分でもビックリ。

 ヤマハのバイクに関しては、全日本選手権にステップアップする前の年、2013年に「YZF-R6」で地方選手権に参戦していたので、それ以来11年ぶりに共にレースをすることになります。

 そして、今年新たに所属するMACO RACINGは、ヤマハやダンロップからのサポートを受け、2023年シーズンの世界ランキングは8位、プライベーターチームにおいては世界3位を獲得。

 最終戦のフランス ボルドールでは、シーズンベストとなる6位入賞を果たした有力チームの一つです。

ピット作業、ライダー交代の為にピットインしてくる石塚健選手
ピット作業、ライダー交代の為にピットインしてくる石塚健選手

 重要となる共に戦うチームメイトは、昨年も同チームからEWCに参戦していた、マルティン・ヴグリネツ選手。若干25歳の若いクロアチア出身のライダーです。

 レッドブルルーキーズカップ出身で、スペイン選手権やIDM(ドイツ選手権)、ワールドスーパースポーツにも参戦経験のある実力者。

 そしてもう一人は、ブルガリア出身のマーティン・チョイ選手。ブルガリア選手権でこれまで31回ものタイトル獲得という偉業を成し遂げています。

 ワールドスーパーバイクへの参戦経験もあり、EWCには7シーズン参戦しているベテランライダーです。

 今シーズンの世界耐久ロードレース選手権は、フランスのル・マン、ボルドール、そしてベルギーのスパ・フランコルシャン、鈴鹿8耐が行われる日本と3か国のサーキットを舞台に、年間4戦が開催されます。

 鈴鹿8耐に関してはEWCのレギュラーチームの中でも、ワークス系チームしか参戦しません。ほとんどのチームが機材の運搬やコスト面を考慮しての事なのですが、MACO RACINGも同様に参戦しない予定となっているので、僕自身は別チームからの参戦を予定。絶賛オファー募集中です!

EWCでの夜間走行のワンシーン
EWCでの夜間走行のワンシーン

 ということで、チームとの顔合わせとシーズン初テストは4月2日、3日のル・マン公式テストから。

 今は新しい環境がとても楽しみなのと、期待感でいっぱいです。

 今シーズンチャンスをくれたチームや、それを可能にしてくださった各スポンサー様、応援してくださる方々と共に、2024年シーズンを精一杯戦いたいと思います。

 最大の目標はヨーロッパラウンドで表彰台に登壇する事と、世界ランキング5位以内に入る事。

 バイクのニュースでも毎戦レースレポートを書かせて頂く事に加え、バイクのニュースのX(旧Twitter)でもセッション終了後のコメント等も配信していく予定です!

 良いシーズンに出来るよう全力を尽くしますので、皆さん、今シーズンも応援宜しくお願いします。それでは!

石塚 健 / Takeshi Ishizuka

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Writer: 石塚健

(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。
2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。

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