いざという時に安心!? バイクにも「エアバッグ」があった?
ライダー自身に着けるエアバックとは!
ところで、バイク事故の致命傷部位は、頭部と胸腹部で全体の約80%を占めています。つまり、ライダーの身を守るには、上半身のガードが重要になってくるわけです。上半身の保護といえば、これまでプロテクターが主なアイテムでした。

しかし、近年注目されているのが、ライダーが身に着けるベストタイプや内蔵型ジャケットのバイク用のエアバッグです。じつは、白バイ隊員に正式採用されているだけでなく、MotoGPライダーにも採用されており、安全意識の高い一般のライダーにも認知されるようになったことで着用率が上がっています。
プロテクターを着用していれば、転倒したときに衝撃やケガを軽減できる効果があります。しかし、事故の衝撃で前方に投げ出された場合はガードに限界があり、大きなダメージを負う可能性が高くなります。また、プロテクターを着用すると身体がゴツく見えてしまう問題がありました。そこでおすすめなのがバイク用のエアバッグです。
バイク用のエアバッグは、一般的なライダー用のジャケットと同じように簡単に着ることができます。事故の衝撃でライダーがバイクから投げ出されて車体から身体が離れると、エアバッグが展開される仕組みになっているようです。
またプロテクターとの大きな違いは優れたクッション性で、衝撃を緩和する効果が非常に高いので、その安全性が徐々に一般ライダーにも認知されるようになりました。
なおバイク用のエアバッグには、大きく分けるとジャケット・ベストタイプとハーネスタイプの3種類があります。

ジャケットタイプは、プロテクターの入ったジャケットにエアバッグが内蔵されているタイプ。メッシュ生地やオールシーズン向けの生地など、季節に応じて選ぶことができ、通常のジャケットと同様に、着るだけで装着できる手軽さがポイントです。
またベストタイプは、エアバッグがベストの中に内蔵されているタイプで、ジャケットの中または上どちらでも着用できます。
そしてハーネスタイプは、白バイ隊員にも採用されているタイプで、エアバッグがハーネスに組み込まれていて、基本的にはジャケットの上から着用します。薄手のジャケットから厚手の防寒ジャケットまで、シーズン問わず手軽に着用できるのがメリットです。
なお、実際のバイク用エアバッグの効果について鈴鹿サーキットでおこなわれた調査によると、バイクでの転倒でもっとも致命傷につながる頭部の負傷率が、エアバッグを装着し作動した時に半減以下の約7%下がる結果が出たようです。
つまりバイク用エアバッグは、ライダーの命を守る効果が十分期待できるアイテムと言えそうです。
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バイクの楽しさの一つに、風を感じながら走る爽快感があります。しかし、身体がボディにガードされていないバイクは、事故が起きたときに大きなダメージを負う確率が高い乗り物です。
致命傷となる部位の多くは頭部と胸腹部であるため、安全性の高いヘルメットに加え、「バイク用エアバッグ」を装着して自分の身を守るとよいかもしれません。









