いざという時に安心!? バイクにも「エアバッグ」があった?

「エアバッグ」と聞くとクルマに装備されているものと思いがち。しかし、バイクにも搭載されている車両があったり、着用して利用するタイプのエアバッグもあるようです。具体的にはどのようなものなのでしょうか。

エアバッグはクルマだけの装備じゃない!?

 バイクの致命傷となる事故で多いのが、ガードレールや電柱などの工作物に衝突する単独事故です。次いで多いのが、交差点に進入する際に右折するクルマと衝突する右直事故と呼ばれるパターン。いずれのケースも正面から衝突すると、ライダーは前に投げ出される格好になり、相手のクルマや路面などにぶつかって大けがを負ってしまいます。

 こうした事故が起きたときにあると助かるのが、「エアバッグ」。クルマでは当たり前の装備となっていますが、バイクのエアバッグというと聞いたことがないかもしれません。しかし、じつは最近ではバイク用のエアバッグも登場して安全性が向上しています。

 バイクとクルマの両方を手掛けるホンダは、1990年から二輪車用エアバッグの研究に取り組んできました。事故の実態分析をもとにテストを繰り返して、世界初となる量産二輪車用エアバッグシステムの開発に成功しています。

 初めてエアバッグシステムが搭載されたのは、大型スポーツツアラーの「ゴールドウイング」の2007年モデル。フロントシート前方のカバー下にエアバッグが格納されていて、フロントフォークに装着されたセンサーが衝撃を感知すると、瞬時にエアバッグが展開される仕組みです。

 展開したエアバッグにより、衝突の勢いで前方に投げ出されようとするライダーを受け止めます。同時にエアバッグの排気孔からガスを排出しながら、ライダーの運動エネルギーを吸収するというのがシステムの一連の動作です。ホンダは、世界初となる量産二輪車用エアバッグシステムの開発に成功している

 現行モデルのゴールドウイングにも、継続してエアバッグシステムが採用されています。しかし、これまでゴールドウイング以外にエアバッグを搭載したモデルは販売されていません。ホンダは、一般向けの小排気量モデルへの装備を目指し、二輪車用エアバッグシステムの開発を続けていく模様です。

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