水平対向エンジンを搭載し、負けられない戦いに挑んだスバル「インプレッサWRX-STi」とは
インプレッサWRX-STiは、よく曲がる4WDだと記憶している
実際にインプレッサWRX-STiをドライブすると、トリッキーなフットワークを示します。基本が4WDですから頼もしいトラクション性能を見舞うのですが、旋回中のラフなアクセル操作にトライすると、FR駆動風にテールスライドするのです。もちろんDCCDの設定次第なのですが、よく曲がる4WD なのだと感心した記憶があります。

三菱は後輪を操舵することで旋回性能とトラクションを高度にバランスさせていましたが、スバルはセンターデフをDCCDすることで、三菱同様の効果を狙っていたのです。コース上でライバル関係にあった三菱とスバルが、技術的に異なるアプローチだったことは興味深いですね。
インプレッサWRX-STiは1993年の1000湖ラリーでデビュー、アリ・バタネン選手のドライブでいきなり2位に食い込みました。1995年にはメーカータイトルとドライバータイトルに二冠に輝いています。
◾️スバル「インプレッサWRX-STi」
<エンジン>
形式:EJ20
種類:水平対向4気筒 DOHC 空冷インタークーラーターボ
総排気量(cc):1994
圧縮比:8.5
最高出力(ps/r.p.m):ネット250/6500
最大トルク(lg-m//r.p.m):31.5/3500
<寸法・定員>
全長(mm):4340
全幅(mm):1690
全高(mm):1405
ホイールベース(mm):2520
最低地上高(mm):155
乗車定員(名):5
Writer: 木下隆之
1960年5月5日生まれ。明治学院大学卒業後、出版社編集部勤務し独立。プロレーシングドライバーとして全日本選手権レースで優勝するなど国内外のトップカテゴリーで活躍。スーパー耐久レースでは5度のチャンピオン獲得。最多勝記録更新中。ニュルブルクリンク24時間レースでも優勝。自動車評論家としても活動。日本カーオブザイヤー選考委員。日本ボートオブザイヤー選考委員。














